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NASAステータスレポート

STS-98 NASAステータスレポート#21
ジョンソン宇宙センター
2001年 2月 17日(土)午後 5時(米国中部標準時間)
2001年 2月 18日(日)午前 8時(日本時間)

 

本日、アトランティス号の宇宙飛行士たちは、日曜日(日本時間月曜日早朝)に予定されている着陸時に使用する、全てのシステムの状態が良好であることを確認し、帰還のための荷物の片づけも終了しました。

コマンダーのケン・コックレル、パイロットのマーク・ポランスキーは、姿勢制御装置(RCS)ジェットのバルブをテストしましたが、シャトルを大気圏に突入させるために使われるスラスタは飛行中に何度も使用されていたので、実際の噴射は実施しませんでした。またシャトルの3基ある油圧装置と可動翼(昇降舵、方向舵)も点検しました。

昼食前に、コックレル、ポランスキーはミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のロバート・カービーム、トム・ジョーンズ、マーシャ・アイビンスに手伝ってもらいながら、軌道離脱と大気圏再突入の手順を点検しました。昼食後はクルー全員で荷物を片づけ、交代で運動をしました。

アトランティス号が日曜日にフロリダへ着陸できる機会は2回あります。1回目は169周回目の米国中部標準時間2月18日午前10時47分(日本時間2月19日午前1時47分)に軌道離脱噴射をし、ケネディ宇宙センターの33番滑走路に午前11時53分(同2月19日午前2時53分)に着陸します。1周回後の予備の機会では午後12時22分(同2月19日午前3時22分)に軌道離脱噴射をし、午後1時28分(同2月19日午前4時28分)に着陸することになります。ケネディ宇宙センターの日曜日の天気は、着陸用の滑走路付近で突風が吹くことはあるが、おおむね良好と予報されています。

国際宇宙ステーション(ISS)では第1次長期滞在クルーのコマンダーのビル・シェパード、パイロットのユーリ・ギドゼンコ、フライト・エンジニアのセルゲイ・クリカレフが、週末の休暇でくつろいでいます。来週は実験棟デスティニーのシステムを起動する作業をさらに進めたり、ソユーズ宇宙船をズヴェズダのドッキングポートから分離してザーリャの地球側のドッキングポートに移動させる計画を進めたりする予定です。

アトランティス号が離れていったのでシェパード、ギドゼンコ、クリカレフの3人は通常の運用状態に戻り、午後3時30分(同2月18日午前6時30分)に就寝しました。そして真夜中(同2月18日午後3時)に起床する予定です。シャトルでは5人の宇宙飛行士が、今夜はこれまでよりも30分早く午後7時43分(同2月18日午前10時43分)に就寝し、午前3時43分(同2月18日午後6時43分)に起床して、打上げ・帰還用スーツの着用を開始する予定です。

アトランティス号とISSは良好な状態で地球を周回しています。シャトルは現在ISSの前方約215マイル(約346km)付近を飛行しており、一周毎に約15マイル(約24km)ずつ遠ざかっています。次のステータスレポートは午前5時(同2月18日午後8時)に発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts98/STS-98-21.html

最終更新日:2001年 2月 18日

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