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NASAステータスレポート

STS-98 NASAステータスレポート#18
ジョンソン宇宙センター
2001年 2月 16日(金)午前 5時(米国中部標準時間)
2001年 2月 16日(金)午後 8時(日本時間)

 

本日、スペースシャトルアトランティス号と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは互いに別れを告げ、1週間にわたった共同作業を終了しようとしています。この飛行ではISSに16トンの実験棟デスティニーを取り付け、約3,000ポンド(約1,350kg)の装置や補給品を搬入しました。

ISSとアトランティス号のクルーはそれぞれ異なるウェイクアップコールで起床しました。それから2時間後にアトランティス号の宇宙飛行士ケン・コックレル、マーク・ポランスキー、ボブ・カービーム、マーシャ・アイビンス、そしてトム・ジョーンズは、第1次長期滞在クルーのコマンダーのビル・シェパード、パイロットのユーリ・ギドゼンコ、フライト・エンジニアのセルゲイ・クリカレフにさよならを言ってハッチを閉鎖し、アトランティス号がISSから分離する準備に取りかかりました。

パイロットのポランスキーがアトランティス号を後部フライトデッキから操縦し、米国中部標準時間2月16日午前8時6分(日本時間2月16日午後11時6分)に、西部太平洋上ニューギニアの北東部上空でISSから分離する予定です。ポランスキーはアトランティス号をISSの真下約400フィート(約120m)付近まで後退させ、それから船尾を進行方向に向けた状態でISSの周囲を半周する予定です。その間仲間の宇宙飛行士たちは、一回り大きくなったISSの、太陽光の中での姿を写真撮影したり、ビデオに記録したりする予定です。最後にポランスキーは午前8時45分(同2月16日午後11時45分)にアトランティス号のスラスタを噴射し、ISSからゆっくりと離れていきます。

アトランティス号がISSを後にする頃シェパード、ギドゼンコ、そしてクリカレフは運動をしており、そのあとモスクワとヒューストンのフライト・コントローラたちとの定例の計画調整会議に臨む予定です。来週はデスティニーのシステムの起動作業を引き続き行い、約1週間後に予定しているソユーズ宇宙船をズヴェズダのドッキングポートからザーリャの地球側のドッキングポートに移動させる準備を行う予定です。この移動の際、クルーは3人ともソユーズに乗り込んでISSから分離し、1時間以上かかって別のドッキングポートに移動する予定です。これにより、今月末に別のプログレス補給船がズヴェズダにドッキングすることができるようになります。アトランティス号ではアイビンス、ジョーンズ、カービームが、週末に予定している地球への帰還の準備作業として、早めの片づけ作業を開始します。

ISSの4基のコントロール・モーメント・ジャイロはオンラインの運用に戻り、ISSの姿勢を制御しています。昨日ジャイロスコープ2は一時的にデスティニーのコンピュータから制御ができなくなったので、フライト・コントローラたちが調査するためにしばらくの間オフラインにしていました。このジャイロスコープは間もなく正常の回転速度に戻りましたが、ISSのフライト・コントローラたちが状況を調査するために、数時間オフラインにしてあったのです。このジャイロスコープは自動的に通信能力が回復したので、フライト・コントローラたちが今朝2時30分(同2月16日午後5時30分)にオンラインに戻しました。Z1トラスに設置してある4基のジャイロスコープのうち2基が稼働していれば、ISSの姿勢は制御することができます。

アトランティス号とISS共に全ての機器の状態は良好で、237マイル(約381km)の高度を周回しています。次のステータスレポートは本日遅くに、ISSからの分離の詳細な状況を掲載して発行する予定です。

 

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts98/STS-98-18.html

最終更新日:2001年 2月17日

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