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STS-98 NASAステータスレポート#15
トム・ジョーンズ、ボブ・カービーム両宇宙飛行士は、本日、3回目で、予定では最後となる国際宇宙ステーション（ISS）での船外活動を終了しました。活動の途中で作業を中断し、米国宇宙飛行史上100回目の船外活動を実施することになったこのSTS-98ミッションを祝う時間をとりました。 カービームはジョーンズと共にアトランティス号のペイロードベイで、100回の船外活動を記念するプラカードを掲げながら、「この業績、黄金の記念日とも言うべきものを、船外活動を行った全ての人々に、またジェミニ、アポロ、スカイラブ、そしてシャトル計画の宇宙服を作ってくれた全ての人々に捧げます。全てのみなさんに敬意を表し、難しい仕事をこなしてくれたことに感謝します。」と述べました。 2人の宇宙飛行士は米国中部標準時間午前8時48分（日本時間2月14日午後11時48分）にアトランティス号のエアロックから船外に出ました。5時間25分におよんだ船外活動で2人は予備の通信アンテナの取り付け、実験棟デスティニーとそのドッキングポート間の接続の念入りな検査、ラジエータの固定具の解放、ISS頂部の太陽電池パドルの取り付け機構の検査、行動できなくなったクルーメンバーをシャトルのエアロックに連れ戻す方法の検証などを行いました。全ての作業は順調に行われ、2人はアトランティス号に午後2時13分（同2月15日午前5時13分）に戻りました。 3時間後の午後5時14分（同2月15日午前8時14分）に、シャトルとISSのクルーはお互いの間のハッチを再度開き、約36時間におよぶ共同作業を開始しました。双方のクルーは金曜日の午前6時（同2月16日午後9時）過ぎに最後の別れを告げてハッチを閉鎖し、その日の朝遅くにアトランティス号がISSから分離する予定です。 明日は補給品や装置をアトランティス号からISSに搬入する作業を継続する予定です。アトランティス号が離れるまでには、合計800ポンド（約360kg）以上の補給品や装置類がISSに搬入される予定です。またコマンダーのケン・コックレルは、ISSの高度をゆっくりと上昇させる4回目で最後のリブーストを実施するために、再びアトランティス号のスラスタを噴射させるように設定する予定です。これでISSの高度、はアトランティス号が到着したときよりも約16マイル（約25.7km）高くなる予定です。 コックレル、ジョーンズ、カービームは午前7時49分（同2月15日午後10時49分）に仕事の手を休め、メリーランド科学センターに集まったボルティモアの小中学校の生徒たちと対話する予定です。これに続き、ISSとシャトルのクルー全員で、午後12時37分（2月16日午前3時37分）からの40分間にわたる米国とロシアのニュースメディアとの記者会見に臨む予定です。 シャトルとISSのクルーは午後8時13分（同2月15日午前11時13分）に就寝し、シャトルのクルーは午前4時13分（同2月15日午後7時13分）に、そしてISSのクルーはその30分後に起床する予定です。次のステータスレポートは午前5時（同2月15日午後8時）に発行する予定です。
出典：http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts98/STS-98-15.html
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