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NASAステータスレポート

STS-98 NASAステータスレポート#14
ジョンソン宇宙センター
2001年 2月 14日(水)午前 6時(米国中部標準時間)
2001年 2月 14日(水)午後 9時(日本時間)

 

米国中部標準時間2月14日午前4時(日本時間2月14日午後7時)過ぎに、サヴェージ・ガーデン(Savage Garden)の曲「フライミー・トゥ・ザ・ムーン」でアトランティス号の宇宙飛行士たちは起床し、この飛行3回目、予定では最後になる船外活動の準備を開始しました。これは米国宇宙飛行史上100回目の船外活動になります。

この船外活動は午前9時15分(同2月15日午前0時15分)に開始され、5時間かかる予定です。ボブ・カービームとトム・ジョーンズは、マーク・ポランスキーの指揮のもとで、予備の通信アンテナの国際宇宙ステーション(ISS)外部への取り付け、今回取り付けた実験棟デスティニーとこれに取り付けたドッキングポート(PMA-2)がきちんと接続されていることの確認、ISSのラジエータの固定具の解放などの作業を行う予定です。さらにISSの外部や、前回の飛行で取り付けた米国製の太陽電池パドルの状況を検査した後、真空の宇宙で行動不能に陥った船外活動クルーを救出する方法を試してみることにしています。

カービームとジョーンズが船外活動を終了してアトランティス号に戻ると、コマンダーのケン・コックレルとミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のマーシャ・アイビンスがアトランティス号とISSを隔てるハッチを開き、5人の宇宙飛行士と第1次長期滞在クルーの3人のメンバーはシャトルからISSへ飲料水や補給品を搬入する作業を行う予定です。コックレルはまた、アトランティス号のスラスタを約1時間にわたり断続的に噴射して、ISSの高度をゆっくりと上昇させる予定です。この4回目のリブーストで高度は約6マイル(約9.6km)上昇し、これにより先週の金曜日にアトランティス号がドッキングしたときよりも約16マイル(約25.7km)高くなるはずです。

本日ISSでは、第1次長期滞在クルーのコマンダーのビル・シェパード、パイロットのユーリ・ギドゼンコ、フライト・エンジニアのセルゲイ・クリカレフが、デスティニー内各システムのセットアップや起動の作業をしたり、IMAXカメラで軌道上での暮らしの様子を撮影したり、トレッドミルなどの器具を使って運動したりする予定です。本日は第1次長期滞在クルーにとって宇宙での106日目、ISS滞在104日目になります。

アトランティス号とISSは良好な状態で地球を周回しています。次のステータスレポートは本日午後7時(同2月15日午前10時)に発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts98/STS-98-14.html

最終更新日:2001年 2月 15日

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