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NASAステータスレポート

STS-97 NASAステータスレポート#23
2000年12月11日(月)午後5時15分(米国中部標準時間)
2000年12月12日(火)午前8時15分(日本時間)

 

エンデバー号と5名の宇宙飛行士たちは米国中部標準時間月曜日の夕方(日本時間火曜日の朝)、ミッションを終えてケネディ宇宙センターに帰還しました。このミッションでは米国の最初の太陽電池パドルを国際宇宙ステーション(ISS)に取り付け、これまでの5倍の電力を供給できるようになりました。これは今後のISS組立ての足場を築くものです。

コマンダーのブレント・ジェットはエンデバー号を操縦し、4,476,164マイル(約7,203,687km)の飛行を終えて、米国中部標準時間12月11日午後5時03分(日本時間12月12日午前8時03分)に着陸しました。この飛行では3回の船外活動を実施して、ISSに4基取り付けることになっている太陽電池パドルの最初の1基取り付け、テストし、稼働させました。ジェットとパイロットのマイク・ブルームフィールド、ミッションスペシャリストのマーク・ガーノー、ジョー・タナー、カルロス・ノリエガは、着陸の数分前に速度が音速以下になったときに生ずる衝撃波による2回の轟音を前触れに、フロリダのシャトル着陸施設の15番滑走路に着陸し、今年5回目で最後となるシャトルの飛行は終了しました。

この着陸はシャトル計画史上16回目の夜間着陸となりました。

着陸の4分前にISSはケネディ宇宙センターのほぼ真上を通過しました。このとき第1次長期滞在クルーのビル・シェパード、ユーリ・ギドゼンコ、セルゲイ・クリカレフは、宇宙での41日目でISSでの39日目を終えて睡眠中でした。3人のクルーは真夜中(同12月12日午後3時)過ぎに起床し、巨大な太陽電池から供給される電力を利用するためのシステムの組替え作業等をする予定です。

帰還した5名のクルーは着陸数時間後に家族と再会し、今夜はケネディ宇宙センター付近でくつろぐ予定です。そして12月12日午後4時(同12月13日午前7時)頃からのヒューストンでの歓迎式典に出席する予定です。

エンデバー号が帰還し、舞台はアトランティス号による次の飛行に移ります。次の飛行は約5週間半後に予定されており、ISSでの科学研究にとっての基礎となる米国の実験棟デスティニーをISSに取付けることになっています。

ISSでの活動をお知らせするこの次のステータスレポートは木曜日(同金曜日)に、または必要に応じて発行する予定です。第1次長期滞在クルーの状況説明はフライトディレクタの長であるジェフ・ハンリーがジョンソン宇宙センターから12月15日(金)午後3時(同12月16日(土)午前6時)に行い、その模様はNASA TVで放映する予定です。

 

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts97/STS-97-23.html

 

最終更新日:2000年 12月 12日

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