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NASAステータスレポート

STS-97 NASAステータスレポート#11
2000年12月5日(火)午後8時(米国中部標準時間)
2000年12月6日(水)午前11時(日本時間)

エンデバー号の宇宙飛行士たちは、予定された3回の船外活動の2回目を火曜日(日本時間水曜日の早朝)に完了しました。この船外活動では、電力やデータのケーブルを敷設したり、国際宇宙ステーション(ISS)に新たに取り付けた太陽電池パドルの支持構造とISSの他の部分との間に、冷媒のアンモニアのパイプを取り付けるなどの作業を行いました。また、米国の実験棟デスティニーを取り付けるための準備としてして、ドッキングポートを1月に別の場所に移設するための準備を行いました。

カルロス・ノリエガとジョー・タナー両宇宙飛行士は米国中部標準時間12月5日午前11時21分(日本時間12月6日午前2時21分)に船外活動を開始しました。2人はケーブルの接続作業に入る前に、太陽電池パドルに張力を加えるシステムの状況をさらによく把握するために、右舷のパドルを観察しました。技術者、フライトコントローラ、マネージャーたちは、木曜日に予定している3回目の船外活動の際、ノリエガとタナーが太陽電池ブランケットにさらに張力を加えることのできる方法の検討を続けています。

6時間37分にわたる船外活動の中で、ノリエガとタナーはSバンドアンテナを太陽電池パドル支持機構の最上部に移設しました。また、この支持機構の横についているラジエータ固定器具を取り外しました。このラジエータはデスティニーを冷却するためのもので、船外活動終了後に展開されました。

デスティニーは2001年1月18日(同1月18日)にISSに向けて打上げられる予定です。ドッキングポートである与圧結合アダプター2(PMA-2)は現在ユニティの前の部分に取り付けられていますが一時的に取り外され、ここにデスティニーが取り付けられます。その後でPMA-2はデスティニーの前の部分に取付けられることになっています。

エンデバー号のコマンダーであるブレント・ジェット、パイロットのマイク・ブルームフィールド、ミッションスペシャリストのマーク・ガーノーは船外活動を支援しました。ISSの中では第1次長期滞在クルーのコマンダーであるビル・シェパード、ユーリ・ギドゼンコとセルゲイ・クリカレフ両宇宙飛行士が35日間のISS滞在期間で2回目のユニティへの入室を行いました。ユニティで3人の宇宙飛行士はケーブルの再配線を行い、新しい太陽電池パドルからの電気をISS全体に供給できるようにしました。

この作業に時間がかかったため、クルーは予定の就寝時間である12月5日午後3時36分(同12月6日午前6時36分)を過ぎても起きていました。エンデバー号のクルーは12月5日午後10時30分(同12月6日午後1時30分)頃に就寝し、12月6日(水)午前6時36分(同12月6日(水)午後9時36分)に起床する予定です。

第2回目の船外活動までで今回のクルーの船外活動時間は14時間10分、ISSでの船外活動は合計83時間44分となりました。この次のステータスレポートは水曜日の朝(同水曜日の夜)発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts97/STS-97-11.html

 

最終更新日:2000年 12月 6日

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