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NASAステータスレポート

STS-97 NASAステータスレポート#9
2000年12月4日(月)午後9時(米国中部標準時間)
2000年12月5日(火)正午(日本時間)

エンデバー号の宇宙飛行士は、国際宇宙ステーション(ISS)の上に取り付けた2つの大きな太陽電池パドルの2つ目を、米国中部標準時間12月4日(月)午後6時52分(日本時間12月5日(火)午前9時52分)から、ゆっくりと慎重に、約2時間かけて展開しました。もう一つの右舷のパドルは、前日の日曜日に一気に13分間で展開しています。

地上の管制官たちが、昨日展開した右舷のパドルの2枚の太陽電池ブランケットのうち1枚が明らかにゆるんでいる件につき検討していたため、左舷のパドルの展開は予定より遅れました。管制官たちは、ブランケットに張りを加えるための2本のケーブルが、展開の途中でガイドから飛び出してしまったと考えています。このような不具合があったにも係わらず右舷のパドルは良好に作動し、発電しています。ゆるみがあっても発電能力には影響はありません。

反対側のパドルを展開すると、国際宇宙ステーション(ISS)の太陽電池パドルの長さは240フィート(約73m)になります。このパドルは幅が38フィート(約11.5m)あり、60kwもの発電能力があります。設計寿命は15年とされています。これは4基取り付けられることになっている米国の太陽電池パドルの最初のものですが、完成すると十分な電力をISSに供給し、微小重力下での基礎研究及び応用研究をすることができるようになります。

パドルの展開作業は、太陽電池パドルの専門家がミッションコントロール・センターから観察することができるようにするため、エンデバー号とISSが昼間の状態で、かつテレビが使用できるときに開始することとしました。エンデバー号のコマンダーであるブレント・ジェット宇宙飛行士がコンピュータによりコマンドを出すと、左舷のパドルは2枚のソーラーブランケットをそれぞれ収納した2つの箱と、その間にあるマストキャニスタ(収納容器)から、伸展し始めました。マストキャニスタは格子状の構造のマストを端から押しだして行くようになっています。パドルは停止と展開を交互に繰返し、ゆっくりと行われました。2列のソーラーブランケットが両方とも引っかかったのでわずかに引戻してゆるめて振動を与えてから再び伸展させ、12月4日午後8時46分(同12月5日午前11時46分)にパドルの伸展は完了しました。

コマンダーのジェットと4人の仲間、パイロットのマイク・ブルームフィールド、ミッションスペシャリストのジョー・タナー、カルロス・ノリエガ、カナダ人のマーク・ガーノーは、月曜日はいつもより静かな1日を過しました。クルーはもう片方のパドルの展開が始まる前に、色々な角度からカメラにより右舷のパドルを観察しました。また、12月4日午後11時(同12月5日午後2時)からの睡眠に入る前に、船内の整理などの雑用や、エンデバー号の各システムのモニタなどを行いました。

ISSでは第1次長期滞在クルーのコマンダーであるビル・シェパードと、ユーリ・ギドゼンコ、セルゲイ・クリカレフ両宇宙飛行士が、ISSの整備作業を続けました。エンデバー号のクルーが就寝した真夜中頃に目覚しの音が鳴ると、ISSのクルーはほこり収集ファンの取り付け、凝縮水のサンプル取得、マイクロプロセッサの交換、パタゴニア氷河の観察などの作業を行いました。タナー、ノリエガ両宇宙飛行士による3回の船外活動が全て終了してから、ISSのクルーはエンデバー号のクルーと顔を合わせることになります。

3回の船外活動の2回目は火曜日に予定されています。この船外活動は、新しい太陽電池パドルが発電した電気をISS全体で使用できるようにするため、データや電力のケーブルを敷設することを主たる目的としています。

この次のステータスレポートは火曜日の朝発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts97/STS-97-09.html

 

最終更新日:2001年 1月 24日

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