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NASAステータスレポート

STS-97 NASAステータスレポート#8
2000年12月4日(月)午後12時30分(米国中部標準時間)
2000年12月5日(火)午前3時30分(日本時間)

 

エンデバー号を国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングさせ、米国の新しい太陽電池パドルを7時間半の船外活動により取り付けるなど、忙しい週末を過したエンデバー号の宇宙飛行士たちは、本日は軽度の作業しか予定されていません。明日はまた新しい電力システムを稼働させるという作業を継続する予定です。

エンデバー号の宇宙飛行士と地上のフライトコントローラたちは、新たに取り付けた太陽電池パドルの2つ目を本日遅くに展開するための準備を進めています。いまのところ2番目のパドルは米国中部標準時間12月4日午後3時51分(日本時間12月5日午前6時51分)に展開し始める予定です。

本日午後の左舷のパドルの展開は、昨日の展開の手順を修正したものに従い、何回にも分けて実施することにしています。パドルは展開の途中で何回も動きを停止して、それまでに発生していた振動を減衰させてからさらに展開を続けます。日曜日に右舷のパドルを展開したときは1回も停止せずに約13分で終りましたが、本日の停止と再開を繰返す方法では、完了するまで少なくとも1時間はかかる見込みです。

フライトコントローラたちはまた、すでに展開されているパドルをもっとしっかり張らせるために何か良い方法がないかと検討しています。右舷のパドルの画像からは、支持ワイヤのいくつかに僅かながらたるみが見られます。パドル自体は良好に機能しておりバッテリに充電しています。展開されたパドルの張りの具合に関する懸念としては、シャトルとのドッキングやアンドッキング、あるいはISSの姿勢変更時のスラスタ制御などの際に、十分安定が保てるかどうかという点に関心が集っています。

コマンダーのブレント・ジェット、パイロットのマイク・ブルームフィールド、そしてミッションスペシャリストのジョー・タナー、カルロス・ノリエガ、それにカナダ宇宙庁のマーク・ガーノーは12月4日午前8時30分(同12月4日午後11時30分)過ぎに起床し、活動を開始しました。今朝のウェイクアップコールの曲は、映画「That Thing You Do」で流された「Lovin' You Lots & Lots」で、ブルームフィールドに奥さんから送られたものです。

クルーは本日は、2つ目の太陽電池パドルの展開をモニタする他には、船内の整理などの雑用やオービタのシステムのモニタ、ロボットアームのカメラを使って太陽電池構造体の状況を監視する等の作業を行う予定です。

またSTS-97のクルーは本日午後数分間を割いて、ミッション進捗の状況につきCNN、CBSニュース、ABCニュース3社のインタビューを受ける予定です。インタビューの開始時刻は12月4日午後2時31分(同12月5日午前5時31分)の予定です。

エンデバー号のクルーは12月4日午後11時06分(同12月5日午後2時06分)に8時間の睡眠に就き、12月5日午前7時06分(同12月5日午後10時06分)に起床する予定です。起床後は3回予定されている船外活動のうちの、2回目の実施準備を行う予定です。新しい太陽電池パドルで発電された電気をISSで使用することができるように、データや電力のケーブルを敷設することが、2回目の船外活動の主たる目的です。

この次のステータスレポートは午後10時(同12月5日午後1時)頃又は必要に応じて発行します。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts97/STS-97-08.html

最終更新日:2001年 1月 24日

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