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NASAステータスレポート

STS-97 NASAステータスレポート#6
2000年12月3日(日)午前8時30分(米国中部標準時間)
2000年12月3日(日)午後11時30分(日本時間)

 

「何だかクリスマスが来たみたいだ。」 土曜日にエンデバー号がISSに結合した後、エンデバー号の宇宙飛行士がドッキングポートの中に入れておいた、装置や補給品、贈物の包みを見た国際宇宙ステーション(ISS)の第1次長期滞在クルーのコマンダーであるビル・シェパードは、喜んでこう言いました。

シェパード、パイロットのユーリ・ギドゼンコ、フライトエンジニアのセルゲイ・クリカレフは、ISSに到着して33日経ちましたが、米国中部標準時間12月3日(日)午前3時38分(日本時間12月3日(日)午後6時38分)に初めてユニティに入り、エンデバー号のクルーが12月2日(土)午後2時(日本時間12月3日(日)午前5時)にドッキングした後、ドッキングポートに入れておいた補給品を手にしました。補給品は、新しいラップトップコンピュータ、双方向ビデオ会議システムのヘッドセット、ロシアのラップトップコンピュータ用の新しいハードディスクドライブ、水の入った大きなバッグ、ロシアと米国の新鮮な食べ物、それに贈物等です。

新鮮なコーヒーや大型のペンチを見つけたシェパード宇宙飛行士は喜びの声をあげました。 シェパードは、荷物をロシアの居住区画に運び込み、ユニティへの入口のハッチを閉鎖したらすぐにコーヒーブレイクにすると述べ、また新しいペンチで組立てや修理の作業がやりやすくなるでしょうと付け加えました。

第1次長期滞在クルーは、エンデバー号のコマンダーのブレント・ジェット、パイロットのマイク・ブルームフィールド、それにミッションスペシャリストのマーク・ガーノー、カルロス・ノリエガ、そしてジョー・タナーたちの仲間と、ハッチ一つを隔てた所まで来たのですが、二組のクルーは計画されている3回の船外活動が金曜日の朝に完了するまでは、顔を合わせて挨拶することはありません。この船外活動では、17トンもある新しい太陽電池パドルのタワーを取付け、起動する予定です。

タナーとノリエガ両宇宙飛行士が実施する最初の船外活動は、12月3日(日)午後12時30分(同12月4日(月)午前3時30分)に開始する予定ですが、予定より早く準備が完了すれば45分ほど早めに開始するかも知れません。ガーノー宇宙飛行士は午前10時21分(同12月4日(月)午前1時21分)頃にシャトルのロボットアームで新しい太陽電池パドルをZ1トラス上方の所定の位置に移動させ、午後1時06分(同12月4日(月)午前4時06分)頃に最終的な取付け位置へと移動させる予定です。タナーとノリエガはガーノーにロボットアームで押えていてもらいながらアレイの構造体の四隅をボルトで固定します。その後ブルームフィールドはロボットアームの操縦を交替し、ノリエガを乗せてパドルの周囲を移動させて9本の電力、コマンド、データ用のケーブルを結合する作業を支援します。タナーはこの間に2つの太陽電池パドル収納箱(SABB)を開き、それから、ノリエガと共にパドルの打上げ時の固定機構を外します。2人の宇宙飛行士はSABBを展開できるように向きを変え、折畳まれているマストを伸展できる状態にします。それから2人は後片づけをし、午後7時16分(同12月4日午前10時16分)頃にシャトルに戻る予定です。コマンダーのジェットは午後5時11分(同12月4日午前8時11分)にパドルを展開する指令を出す予定です。ラジエータはこれより約3時間後の午後8時36分(同12月4日午前11時36分)に展開される予定です。

ISSは235マイル(約378km)の高度を良好な状態で周回しています。エンデバー号のクルーは午前7時36分(同12月3日午後10時36分)に起床しました。第1次長期滞在クルーは午後3時36分(同12月4日午前6時36分)に就寝する予定です。この次のステータスレポートは日曜日の夜(同月曜日の午前中)に発行する予定です。


出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts97/STS-97-06.html

最終更新日:2001年 1月 24日

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