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STS-97 NASAステータスレポート#2
エンデバー号の宇宙飛行士たちは本日、宇宙ステーション（ISS）へ向かう軌道に乗せるため、スペースシャトの大型の軌道制御スラスタを2回噴射します。宇宙ステーションでは3人の仲間が、土曜日にエンデバー号が到着するのを待っています。 エンデバー号のクルーは現在ISSの約8000マイル（約12875km）後方を飛行していますが、本日はほとんどの時間を土曜日午後のISSとのドッキングの準備に充てる予定です。 コマンダーのブレント・ジェット、パイロットのマイク・ブルームフィールド、そしてミッションスペシャリストのジョー・タナー、マーク・ガーノー、カルロス・ノリエガは、米国の最初の太陽電池パドルを取り付けるのに使用する装置などの点検を開始する予定です。シャトルのロボットアームや宇宙視覚システム(SVS)が確実に作動することを確認したり、予定されている3回の船外活動でタナーとノリエガ両宇宙飛行士が使用する、宇宙服や道具類を点検します。 ジェットとブルームフィールド両宇宙飛行士は、米国中部標準時間12月1日午後12時41分（日本時間12月2日午前3時41分）頃と午後9時15分（同12月2日午後12時15分）頃にランデブーのための軌道制御を行い、未だお互いに地球半周分も離れている2つの宇宙船間の距離を縮めていきます。最初の噴射は12月1日（金）の午前1時（同12月午後4時）少し前に滞りなく実施されています。 ISSではコマンダーのビル・シェパード、パイロットのユーリ・ギドゼンコ、フライトエンジニアのセルゲイ・クリカレフがエンデバー号の到着の準備を続けています。3人の宇宙飛行士はプログレス補給船をザーリャから分離して、エンデバー号のために（プログレスのすぐそばの）ユニティのドッキングポート付近のスペースを空けるようにします。プログレス補給船は現在、滞在クルーが軌道上での最初の1ヶ月間に出した廃棄物や梱包部材などで一杯ですが、12月1日午前10時20分（同12月2日午前1時20分）に分離され、約2500km（約1554マイル）離れた待機軌道に移されました。ミッションマネージャーたちは今後2、3週間かけて、このプログレスを12月末にISSに再びドッキングさせるか否かにつき、検討する予定です。 エンデバー号がISSとドッキングするのは、今のところ計画どおり12月2日午後2時（同12月3日午前5時）の予定です。ガーノーとブルームフィールド両宇宙飛行士がシャトルのロボットアームで、太陽電池パドルをSTS-92で取り付けられた結合用構造体（Z1トラス）に取りつけるのに続いて、ノリエガとタナー両宇宙飛行士は3回の船外活動を実施し、ケーブルの結合や、太陽を追尾して発電する高さ90フィート（約27m）幅240フィート（約73m）の太陽電池パドルを起動するのを支援する予定です。 エンデバー号のクルーの宇宙における最初の一日は、12月１日午前10時06分（同12月2日午前1時06分）にミッションコントロールからカナダ宇宙庁の宇宙飛行士ガーノーに贈られたウェイクアップコール、ウイリアム・ネルソンの曲「スターダスト」で始まりました。この次のミッションステータスレポートは12月1日（金）午後10時（同12月2日（土）午後1時）、または必要に応じて発行する予定です。
出典：http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts97/STS-97-02.html
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