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ISS組立目的以外にもSTS-97には次のようなペイロードを搭載します。 大豆とトウモロコシの発芽実験 この実験では種子を収めた8個の容器を使用します。容器の縁には目盛がついていて、大きさを計ることができるようになってます。 *:JASON計画とは、学生たちに科学者が社会で重要な役割を果たしていることを理解してもらうために、海洋学者で地球物理学者のロバート・バラード博士が1989年に設立したプロジェクトで、ギリシャ神話の探検家ジェイソンから名称を採りました。 今までに、深海、熱帯雨林地方、火山、氷河、洞窟、海洋生物などについて子供たちと一緒に調査や観察を行っています。 植物の微小重力環境への適応に係るフラボノイドの役割の研究 この実験は植物色素の仲間であるフラボノイドやイソフラボノイドが、植物(特に大豆)が微小重力に適応する際に果す役割を研究することを目的としています。これらの化合物は植物の内部で、昆虫や病原体や紫外線への耐性を示すなどの幅広い役割を果していると言われてきました。この種の化合物は植物が微小重力環境に適応するにあたり、重要な役割を果しているかも知れません。実験は着陸予定日の7日前に開始し、大豆の種子を収めた3個の容器に毎日水を与えながら、着陸の前日まで続けます。温度や照明状態の記録装置で実験材料である種子の付近の環境条件を記録しておきます。 着陸後は試験対象となった植物は変化しないように凍結しておき、分析が行われます。地上での対照実験は飛行後に、ケネディ宇宙センターのシャトル環境シミュレータを使用して行われる予定です。 最終更新日:2000年 11月 28日
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