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ミッション結果の要約
NASAステータスレポート
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着陸したエンデバー号

 スペースシャトル「エンデバー号」(STS-97/国際宇宙ステーション組立ミッション(4A))は、米国東部標準時間12月11日午後6時3分(日本時 間12月12日午前8時3分)に、フロリダ州NASAケネディ宇宙センター(KSC)に無事帰還し、10日と19時間57分にわたるミッションを終えました。



ミッション結果の要約
STS-97ミッションの結果をまとめました。

STS-97ステータスレポート

 STS-97は国際宇宙ステーション(ISS)の組立てを目的とした米国航空宇宙局(NASA)のスペ ースシャトルミッションで、4Aフライトと呼ばれています。

 このミッションは、宇宙で組立て中のISSに、太陽電池パドルやバッテリーなどを搭載したP6トラスと呼ばれる巨大な部品をとりつけることを主たる目的としています。

 これまでは、ザーリャおよびズヴェズダに取り付けられた太陽電池が発電する電力を利用するのみでしたが、P6トラスの追加により、ISSの発電能力が約64KW増強され、2001年1月にスペースシャトルで打ち上げられる米国実験棟デスティニーを含めISS各部へさらなる電力が供給されます。


このミッションの特徴
  • P6トラスは重量が約17トン、スペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)に収容するときのサイズは4.9m×4.9m×14.9mと、スペースシャトルのペイロード(貨物)としてはこれまでで最も重く、最も大きなものです。
  • このミッションで取り付ける太陽電池パドルはパドルを挟んで両翼を展開すると長さが約240フィート(約73m)もあり、ジャンボジェット機の翼巾よりも長く、宇宙での構造物としてはこれまでで最も長いものとなります。
  • P6トラスによる発電能力が過去の如何なる宇宙機よりも大きく、国際宇宙ステーション(ISS)の発電能力は約64kw増強され、ザーリャとスベズダによる約10kwに比べるとこれまでの数倍になります。
  • 人が滞在しているISSに初めてスペースシャトルでクルーが訪れます。


打上げ実績(2000年 12月12日現在)
打上げ日時2000年11月30日午後10時 6分 (米国東部標準時間)
2000年12月 1日午後 0時 6分 (日本時間)
射 場フロリダ州ケネディ宇宙センター (KSC) 39B発射台
ISSとの結合2000年12月2日午後2時(米国中部標準時間)
2000年12月3日午前5時(日本時間)
ISSからの分離2000年12月9日午後1時13分(米国中部標準時間)
2000年12月10日午前4時13分(日本時間)
帰還日時2000年12月11日午後 6時 3分 (米国東部標準時間)
2000年12月12日午前 8時 3分 (日本時間)
帰還場所フロリダ州ケネディ宇宙センター (KSC)
フライト期間10日19時間57分
搭乗員/
作業体制
5名/1シフト
オービタエンデバー (15回目の飛行)
軌道高度 約380km(236マイル)
軌道傾斜角約51.6度
搭載ペイロード
ISS関連ペイロードP6トラス(P6発電モジュール(P6)、制御機器アセンブリ(IEA)、ロングスペーサ(LS))
実験ペイロード種子の発芽に関する教育プログラム


 ミッションの内容についてはこちらをご覧下さい。



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