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NASDAデイリーレポート

10月24日(火) 飛行13日目

北米の雲状況
 STS-92のクルーは、再度帰還に向けて準備を進めていましたが、着陸地である米国フロリダ州ケネディ宇宙センターは横風が強く、代替着陸地であるカリフォルニア州エドワーズ空軍基地では低く垂れ込めた雲および雨が着陸の条件を満足しなかったため、米国中部夏時間10月23日午後4時25分(日本時間10月24日午前6時25分)頃、本日の帰還中止を決定し、明日10月24日午後12時52分(同10月25日午前2時52分)以降に着陸を延期しました。

 明日は、3回着陸の機会があります。最初の機会はケネディ宇宙センターで10月24日午後12時52分(同10月25日午前2時52分)、次はエドワーズ空軍基地で10月24日午後15時59分(同10月25日午前5時59分)と10月24日午後5時35分(同10月25日午前7時35分)です。

 スペースシャトル着陸時の横風制限は秒速約7.7m(15ノット)ですが、ケネディ宇宙センターの着陸施設周辺の風は弱まる気配を見せず、秒速約12.9m(25ノット)台の横風が吹いていました。

本日の若田宇宙飛行士
 若田宇宙飛行士ら7人のクルーは10月23日午前5時17分(同10月23日午後7時17分)頃に起床しました。
 若田宇宙飛行士ら7人のクルーは帰還に向けて準備を進めていましたが、再度着陸を1日延期したため、午後はリラックスして過ごしました。
 STS-92のクルーは、10月23日午後9時(同10月24日午前11時)以降に就寝し、10月24日午前5時17分(同10月24日午後7時17分)に起床し帰還の準備を再開する予定です。
 若田宇宙飛行士は明日の帰還時には、ミッドデッキ中央の座席に座ることになっています。

ウェイクアップコール*1
 STS-92のクルーはジム・クローチの「Bad Bad Leroy Brown」により目覚めて本日の活動を開始しました。この曲はリロイ・チャオ宇宙飛行士とミッションコントロールセンターのエントリー・フライトディレクターであるリロイ・ケイン氏の2人に今日の着陸への期待を込めて捧げられた曲です。

*1 ウェイクアップコール
 このウェイクアップコールは長年続けられている恒例の習慣です。ミッション期間中毎日、クルーは地上から送られる様々な音楽で目覚めます。曲はクルーにちなんだものやクルーの要望に沿ったものが選ばれています。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/gallery/audio/shuttle/sts-92/html/ndexpage.html


最終更新日:2000年10月24日

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