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10月21日（土） 飛行10日目
全てのハッチを閉鎖し、漏洩試験を行って空気の漏れが無いことを確認した後、切離し作業のための装置を起動しました。 10月20日午前10時8分（同10月21日午前0時8分）にブラジルの首都北東部アマゾン川流域上空でスペースシャトルはISSから正常に分離しました。 また、10月20日午前11時40分（同10月21日午前1時40分）および10月20日午後1時10分（同10月21日午前3時10分）の2回、米国メディアによる軌道上記者会見が行われました。 なお、明日10月21日午後2時17分（同10月22日午前4時17分）にも軌道上記者会見が行われる予定です。 スペースシャトルは、明後日10月22日午後12時7分（同10月23日午前2時7分）に軌道を離脱し、10月22日午後1時14分（同10月23日午前3時14分）に米国フロリダ州ケネディ宇宙センターに着陸する予定です。
若田宇宙飛行士は、スペースシャトルとISSとの切り離し作業を他のクルーとともに行い、米国メディアによる軌道上記者会見に参加した後、半日間の休暇を楽しみました。 軌道上での作業が予定通り進まなかったことを考慮して、後半にはある程度余裕のあるスケジュールが組み込まれています。 10月20日午後7時40分（同10月21日午前9時40分）に若田宇宙飛行士から、メッセージと宇宙初のしこ踏みの映像が届きました。（ビデオライブラリ [3min7sec]） 若田：こんばんは、スペースシャトルディスカバリー号の中から若田です。今日もとても忙しい一日でした。まず朝は宇宙ステーション、ユニティモジュールの後片付けをして宇宙ステーションのハッチを閉める作業、そしてその後は宇宙ステーションからドッキングを解除する作業がありました。とても忙しい作業でしたけれども、今回のミッションの宇宙ステーションの組立ての目的をすべて達成して、ハッチを閉めることができたことをとても嬉しく思っています。 いまちょうどアメリカのシアトルの近くをさしかかっているところですけれども、いまこうして大気層に、ほんとに薄い大気層に包まれるようにして、守られているような地球、青く輝く地球を見ていると改めて心を洗われるような感じがいたします。 昨日、それから今日と宇宙でお相撲のしこを踏んでみました。宇宙ステーションのユニティモジュールの中、それからスペースシャトルのミッドデッキの中でやってみたんですけれども、いまここにミッドデッキでとった映像がありますので、皆さんにお見せしたいと思います。 宇宙だといろいろ新たな発見がありますけれども、なかなかしこを踏むのが難しい感じがしました。浮いた状態ですと、まったくしこを踏めないってことがまずわかりました。それで、片方の足をフットレストレイントと呼ばれる足掛けにかけて、しこを踏むことがちょっとできましたけれども、なかなか宇宙ではお相撲がむずかしいなって感じがしました。 それから土俵っていうのは、二次元的なものですけれども、宇宙でお相撲をするためには、たぶん球のような土俵、二次元的なものではなく、三次元的な球ですね、そういった土俵が必要になってくるような感じがしました。 今日はここで失礼します。また明日クルーコンファレンス（軌道上記者会見）でお目にかかれることを楽しみにしています。
I：放射線照射殺菌済み IM：半乾燥状態 R：(温)水を加えて調理する NF：自然状態でパック B：飲み物 FF：生鮮 T：加熱
*1 ウェイクアップコール このウェイクアップコールは長年続けられている恒例の習慣です。ミッション期間中毎日、クルーは地上から送られる様々な音楽で目覚めます。曲はクルーにちなんだものやクルーの要望に沿ったものが選ばれています。 出典：http://spaceflight.nasa.gov/gallery/audio/shuttle/sts-92/html/ndexpage.html
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