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10月14日(土) 飛行 3日目
スペースシャトル・ディスカバリー号は、予定通り米国中部夏時間10月13日午後12時45分15秒(日本時間10月14日午前2時45分15秒)に国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングしました。ドッキング地点は、ウクライナ国境に近いロシア・ヴォルゴラドから北西に約300km(160マイル)程離れた地点(高度約386km)上空でした。 午後3時30分(同午前5時30分)にマイケル・ロペズ-アレグリア宇宙飛行士とパイロットのパメラ・メルロイがISSのドッキングポートであるPMA-2に入室し、内部の空気の状態を確認した後、ユニティへ移動を開始しました。 ISSの中は摂氏25.3度、湿度26.3%、気圧は0.89気圧です。 Kuバンド通信システムのトラブルは回復していませんが、米国カリフォルニア州ドライデン飛行研究センター(DFRC)とフロリダ州メリット・アイランド追跡局(MILA)上空を通過している約10分前後は、Sバンド通信システムを使用してスペースシャトルからの映像は送られています。その他にも静止画像はこれまで通り送られてきています。 軌道上での作業は全て順調に進んでいます。 明日は、いよいよ若田宇宙飛行士のロボットアーム操作によるZ1トラスの取り付けが開始されます。
若田宇宙飛行士は、スペースシャトルとISSのランデブー/ドッキング時の写真およびビデオ撮影を行い、ドッキング後は、ISS用ラップトップコンピュータ、電力変換器、宇宙視覚システム(SVS)の準備/起動を行いました。 SVSとは、目標物に取り付けられたSVSターゲットと呼ばれる黒丸状のマークをTVカメラで撮影し、この映像を画像解析することによって、目標物の位置、姿勢、移動率を実時間で精密に測定するものです。これは、ユニティがスペースシャトル後方フライトデッキの窓の視野を遮ってしまい、直接目視で確認することができないためです。若田宇宙飛行士は、コンピュータの画像を見ながらロボットアームを操作するという高度な技術で明日のZ1トラスの取り付けに臨みます。 さらに、担当のロボットアームを使って、ペイロードベイ(貨物室)内の外観点検を行いました。 また、自転車漕ぎなど日課のエクセサイズを1時間ほど行いました。
I:放射線照射殺菌済み IM:半乾燥状態 R:(温)水を加えて調理する NF:自然状態でパック B:飲み物 FF:生鮮 T:加熱
*1 ウェイクアップコール このウェイクアップコールは長年続けられている恒例の習慣です。ミッション期間中毎日、クルーは地上から送られる様々な音楽で目覚めます。曲はクルーにちなんだものやクルーの要望に沿ったものが選ばれています。 出典:http://spaceflight.nasa.gov/gallery/audio/shuttle/sts-92/html/ndexpage.html
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