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米国中部夏時間10月20日午後10時(日本時間10月21日午後0時)頃に、スペースシャトルの若田宇宙飛行士から、応援メッセージを送ってくださった皆さんへの電子メールを確認しました。 応援メッセージを送ってくれた皆さんへ 日本の皆さんへ 地球が誕生してから46億年余り。今、私たちはこの美しいふるさと地球と共に生き、地球から飛び立ち、そして新しい地球の一面を宇宙から見ることが出来るようになりました。 私は日本人宇宙飛行士として国際宇宙ステーションの組立に参加できることを大変嬉しく思います。宇宙ステーションの中に入って仕事をしながら、日本の実験モジュール「きぼう」が打ち上げられ、日本人宇宙飛行士たちも益々活躍していく時代がすぐそこまで来ていることを実感しました。前回の飛行でも経験する事ができたロボットアームの操作が今回の私の主な任務ですが、今、無事に任務を終了し、自らの手でこの宇宙ステーションに息吹をそそぎ込むことができました。喜びでいっぱいです。 宇宙ステーションの組立は、まだまだ続きます。これが完成した後には、地球上のすべての人がここで行われるさまざまな活動による恩恵を受けることが出来るのです。民族や国境を越えた「地球人の世紀へ」の象徴として。 帰還後には、今回の宇宙飛行で経験できた事、そして私たちの美しい地球に対する想いを、皆さまと共有できる時間を是非とも持ちたいと思っています。応援ありがとうございました。
国際宇宙ステーションおよびスペースシャトルディスカバリー号(STS-92)より
宇宙開発事業団 宇宙飛行士 若田光一
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