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STS-106ステータスレポート

STS-106ステータスレポート-23
2000年 9月19日(火)午前 7時(米国中部夏時間)
2000年 9月19日(火)午後 9時(日本時間)

 アトランティス号のクルーは、シャトルのシステムをチェックしたり機器を収納したりして、水曜日、米国中部夏時間9月20日午前2時56分(日本時間9月20日午後4時56分)に予定されているフロリダ州ケネディ宇宙センターへの帰還の準備をしています。天候は多少の雲と弱い海風があるものの、陸上では降雨の可能性はすこししかないと予報されています。

 6600ポンド(約3トン)もの物資を搬入したりして国際宇宙ステーション(ISS)の装備を整えるという忙しい状態からペースを落し、米国の5人の宇宙飛行士と2人のロシアの宇宙飛行士は、本日は主として船内の片づけをして過しました。クルーは今朝同9月19日午前10時(同9月20日午前0時)頃に就寝して宇宙での最後の夜を迎え、同9月19日午後5時46分(同9月20日午前7時46分)に起床する予定です。

 STS-106の船長テリー・ウイルカットとパイロットのスコット・アルトマンは、帰還の際に使用するシステムのテストを行い、アトランティス号の全スラスタ44個と可動翼は良好な状態であることを確認しました。

 ものを片づけたり船室内を整頓したりする細かい作業の中で優先順位の高いものとしては、ISSに搬入した機器や補給品の収納庫であった与圧スペースハブモジュール内のシステムを停止させたり、先週実施したランデブー・ドッキング、船外活動、ドッキング解除、フライアラウンドなどの際に使用した機器の片づけ作業などがあります。

 フロリダの天候は良好であり、着陸地点のバックアップとなるカリフォルニア州エドワーズ空軍基地付近での天候はほとんど完璧な状況の中、マネージャーたちは水曜日はフロリダの着陸のみを目標とすることを決めました。エドワーズは木曜日の着陸については候補とされています。

 アトランティス号が長さ3マイル(約4.8km)のシャトル着陸用滑走路へ明日の最初の着陸機会に着陸するには、地球への降下を開始するための軌道離脱噴射が、同9月20日午前1時50分(同9月20日午後3時50分)に予定されています。フロリダへ着陸する2回目の機会は同9月20日午前3時27分(同9月20日午後5時27分)の軌道離脱噴射に始り、同9月20日午前4時33分(同9月20日午後6時33分)の着陸で完了する予定です。

 アトランティス号の状態は良好であり、ISSの前方140マイル(約225km)を飛行しています。この距離は地球を1周する毎に5マイル(約8km)づつ長くなっていきます。

 この次のステータスレポートは本日、同9月19日午後7(同9月20日午前9時)頃に発行する予定です。



最終更新日:2000年 9月 20日

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