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STS-106ステータスレポート

STS-106ステータスレポート-20
2000年9月 17日(日)午後 7時(米国中部夏時間)
2000年9月 18日(月)午前 9時(日本時間)

 国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングしての1週間の作業を成功裏に終了したアトランティス号の7人のクルーは、地上から運びあげた6600ポンド(2970kg)を超える機器や補給品を後に残して、今夜(日本時間9月18日)ISSを離れる予定です。

 船長のテリー・ウイルカット、パイロットのスコット・アルトマン、ミッションスペシャリストのエド・ルー、リック・マストラキオ、ダン・バーバンク、ユーリ・マレンチェンコ、そしてボリス・モロコフは、米国中部夏時間9月17日午後6時46分(日本時間9月18日午前8時46分)に起床しました。目覚めの曲はスコット・アルトマンに夫人から贈られた「YMCA」でした。

 STS-106の7人のクルーは間もなくドッキング解除のための最終的準備作業を開始します。アトランティス号はウクライナ北東部の上空を飛行中の同9月17日午後10時44分(同9月18日午後0時44分)にISSから離れる予定です。

 先ずドッキング機構内部のバネによりシャトルがそっと押されて、ISSから離れます。アトランティス号とISS双方の軌道姿勢制御用のスラスタは、この最初の段階で不意に噴射したりしないよう、機能を停止しておきます。

 バネの力でアトランティス号が約2フィート(約60cm)後退し、ドッキング機構の結合が解除されると、パイロットのアルトマンはシャトルのスラスタの機能を元に戻して噴射し、ゆっくりとISSから離れていきます。アルトマンは後部フライトデッキからアトランティス号を、ISSから離れていくための狭い経路に沿って手動で導いていきます。この経路はドッキングのときに船長のウィルカットが実施した作業を逆にたどるものです。

 アトランティス号は450フィート(約137m)まで後退を続け、ここでISSの回りの周回を開始します。先ずISSの真後ろを通り、それから真下に来て再びISSの真上に来ます。アルトマンは90分間にISSを2周し、この間にクルーはスチルカメラとビデオでISSの外部を撮影し記録します。2回目にISSの真上に来たとき、アルトマンがアトランティス号のスラスタを噴射し、アトランティス号はISSから離れていきます。

 月曜日早朝、7人の宇宙飛行士は全員で軌道上記者会見を行い、NASAの各センターやモスクワ郊外のロシアのミッションコントロールセンターからの質問に答える予定です。この記者会見は同9月18日午前2時11分(同9月18日午後4時11分)に開催される予定です。

 アトランティス号の宇宙飛行士たちは同9月18日午前9時46分(同9月18日午後11時46分)の就寝時間前、同9月18日午前3時(同9月18日午後5時)過ぎに、ひとときの自由時間が与えられる予定です。月曜日の夕方(日本時間火曜日の朝)起床するとクルーは、大気圏突入と着陸の際に使用するオービタのシステムを点検し、機器や回収した物資を収納したりして、同9月20日午前2時56分(同9月20日午後4時56分)に予定されているケネディ宇宙センターへの着陸に備えます。



最終更新日:2000年 9月 18日

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