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STS-106ステータスレポート

STS-106ステータスレポート-19
2000年9月 17日(日)午前 7時(米国中部夏時間)
2000年9月 17日(日)午後 9時(日本時間)

 STS-106の7人の宇宙飛行士たちは、物品運搬係、掃除係、配管工、電気工、ケーブル敷設作業者としての作業をしながら1週間を過した、宇宙に浮ぶ新しい家の照明を落し、ドアを閉鎖しました。今回の作業で合計6600ポンド(2970kg)の物資が国際宇宙ステーション(ISS)の滞在クルーのために搬入されました。

 ISSへの最後のハッチが米国中部夏時間9月17日午前7時(日本時間9月17日午後9時)に閉鎖され、5日と9時間21分にわたったISS内でのアトランティス号のクルーの作業が終了しました。ドッキングの解除は同9月17日午後10時44分(同9月18日午後0時44分)の予定です。

 ISSからの退出は昨夜遅くにロシアのプログレス輸送船へのハッチを閉鎖したときから始っています。プログレスはゴミや梱包材を詰込まれており、最後は遠隔制御によりISSから切離されて地球の大気圏内で完全に消失させる予定です。

 シャトルがISSから離れる前に、4回目の軌道高度上昇の制御が実施されました。シャトルのスラスタの一連の噴射によるこの最後の制御により、軌道高度は3.5マイル(5.6km)高くなり、ISSは241×233マイル(約388×375km)の軌道に移りました。合計4回の軌道制御により、ISSの平均高度は14マイル(約22.5km)高くなったことになります。

 就寝数時間前にクルーはISSとのドッキング解除の際に使用するランデブー用の機器を準備することにしています。またセンターラインカメラをオービターのドッキングシステムの窓に取付ける予定です。

 本日同9月17日午後6時46分に起床すると、クルーはドッキング解除の準備に取掛かります。ドッキング解除後に船長のウイルカットとパイロットのアルトマンは、ISSの周囲を2回周回(フライアラウンド)し、ISSの姿を写真撮影して克明に記録する予定です。

 アトランティス号は完全な状態でこの次の訪問者を待受けているISSを後にします。次にISSを訪れるのは10月上旬のディスカバリー号によるSTS-92のクルーで、このミッションではもう1つの与圧結合アダプタ(PMA-3)と、ISSの姿勢制御燃料を節約するためのジャイロを取付けたZ1トラス(骨組)をISSに取付ける予定です。Z1トラスは大型の通信アンテナの支持部材となるほか、米国の最初の太陽電池パドルが取付けられることになっています。

 シャトル計画のマネージャーたちは今朝会合を開き、ハリケーン・ゴードンはフロリダ半島の西岸北部に接近するという進路予測に基づき、ディスカバリー号は射点に置いたままにすると決定しました。

 この次のステータスレポートは同9月17日午後7時(同9月18日午前9時)頃に発行する予定です。



最終更新日:2000年 9月 18日

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