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STS-106ステータスレポート-15 2000年9月 15日（金）午前 7時00分（米国中部夏時間） 2000年9月 15日（金）午後 9時00分（日本時間） STS-106のコマンダのテリーウイルカットとパイロットのスコット・アルトマンは国際宇宙ステーション（ISS）の高度を数マイル上昇させる1時間におよぶ一連のスラスタ噴射を実施しました。 アトランティス号の軌道姿勢制御スラスタを36回噴射して、ISSは約3.5マイル（約5.6km）高度が高くなりました。この3回目の軌道上昇の制御の結果、ISSの軌道は237×229マイル（約381×368km）となりました。軌道上昇の制御はシャトルがISSとのドッキングを解除するまでにあと1回計画されています。 ミッションスペシャリストのエド・ルーとユーリ･マレンチェンコは、本日はほとんどの時間をズヴェズダへ電力変換器を設置することに費やしました。これにより米国の太陽電池パドルで発生した電力をロシアのモジュールで使用できるようになります。米国の最初の大型太陽電池パドルは12月上旬に設置される予定です。 ズヴェズダの8基のバッテリのうち1基が正常に作動していないため、クルーはその接続状況の詳細な検証を行ないました。その結果ミッションマネージャーたちは、他の7基は正常に作動しているためこのバッテリのケーブルを取り外し、これ以上の作業は行わないことにしました。ISSにクルーが滞在するようになっても、5基のバッテリで十分な電力を供給することができます。 ルーとマレンチェンコはさらに、ズヴェズダにエレクトロン・システムの部品を取り付けました。この装置はプログレス輸送船で運ばれたものですが、水を酸素と水素に分解してISS内の空気を補充するために使用されるものです。このシステムは最初の滞在クルーの到着後に起動されることになっています。 ミッションスペシャリストのリック・マストラキオとダン･バーバンクそれにボリス・モロコフは、アトランティス号からISSへの機器や補給品の運搬、整理、収納の作業を実施しました。ズヴェズダの後方にドッキングしているプログレス輸送船に搭載されていた1300ポンド（約585kg）の補給品の荷おろしはすでに終了し、プログレスは現在ゴミ置き場として利用されており、今後、遠隔操作でドッキングを解除し、大気圏に突入させて焼却することになっています。 これまでのところ、100ポンド(45kg)の水のバッグ6個、最初の滞在クルーの全食料、事務用品、軌道上環境維持用品、真空掃除機、コンピュータとモニタなど、3700ポンド（1665kg）の機器や補給品がISSに搬入されています。 アトランティス号の宇宙飛行士たちは本日米国中部夏時間9月15日午前10時（日本時間9月16日午前0時）頃に就寝し、同9月15日午後6時46分（同9月16日午前8時46分）頃に起床する予定です。起床後の1日はISSでの運動用具であるトレッドミルの組み立て作業が主たる作業となる予定です。 この次のステータスレポートは同9月15日午後7時（同9月16日午前9時）頃に発行する予定です。
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