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STS-106ステータスレポート

STS-106ステータスレポート-13
2000年9月 14日(木)午前 7時(米国中部夏時間)
2000年9月 14日(木)午後 9時(日本時間)

 国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士たちは本日早くにズヴェズダとザーリャの電気関係の作業を完了し、ISSの振動を減少させる実験目的の装置を搬入しました。

 エド・ルーとユーリ・マレンチェンコはズヴェズダに3基目のバッテリを接続しました。 ズヴェズダは7月の打上げの際、重量削減のため、8基のバッテリの内5基のみを搭載して打上げられました。今回新たにズヴェズダに3基のバッテリを設置したのですが、その内のひとつが正常に作動しておらず、ロシアのフライトコントローラが現在調査しています。しかし、11月初旬に最初の滞在クルーが到着してもまかなえるだけの電力は十分供給できます。

 一方、ミッションスペシャリストのダン・バーバンクとボリス・モロコフは、ザーリャ内のバッテリNo.4と関連機器を交換しました。ザーリャ内の6基のバッテリの予備が用意してあったので交換作業は迅速に行うことができました。

 船長のテリー・ウイルカットとパイロットのスコット・アルトマンはアトランティス号のスラスタを1時間にわたり36回噴射して、ISSの軌道高度を236×225マイル(380×362km)へと上昇させました。この制御でISSの軌道は約4.5マイル(約7km)高くなったことになります。軌道高度を上昇させるための噴射は、日曜日にドッキングを解除するまでにあと2回予定されています。

 ミッションスペシャリストのリック・マストラキオはISSの最初の滞在クルーのためにアトランティス号とプログレス輸送船に積込んだ機器や補給品の、荷ほどき作業全体を取り仕切りました。クルーはまた、ズヴェズダに搭載してあった船外活動用のロシアのオーラン(Orlan)宇宙服の荷ほどきも行いました。

 本日早くにマレンチェンコは、最初の住人にとって大切な設備であるISSのトイレの汚物タンクやホースを、プログレスからズヴェズダに運び込んで設置しました。この設備は最初の滞在クルーが起動させることになっています。

 水曜日の正午現在、1900ポンド(約855kg)の機材や物資がISSに搬入されています。予定ではシャトルとプログレスからは約6000ポンド(約2700kg)が搬入されることになっています。

 アトランティス号のクルーは米国東部夏時間9月14日午前11時(日本時間9月15日午前1時)頃に就寝し、午後6時46分(同9月15日午前9時)頃に起床する予定です。この次のステータスレポートは同9月14日午後7時(同9月15日午前9時)頃に発行する予定です。



最終更新日:2000年 9月 18日

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