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STS-106ステータスレポート

STS-106ステータスレポート-09
2000年9月 12日(火)午前 7時(米国中部夏時間)
2000年9月 12日(火)午後 9時(日本時間)

 アトランティス号のクルーは月曜日の夜遅くに、軌道上の広々とした新しい家のドアを開き、国際宇宙ステーション(ISS)の室内の整備作業に取掛かりました。

 米国人5名とロシア人2名の宇宙飛行士は接続トンネルのハッチを米国中部夏時間9月11日午後9時40分(日本時間9月12日午前11時40分)に開き、10個以上のハッチを次々に開いて進み、同9月12日午前1時22分(同9月12日午後3時22分)にロシアの輸送船のハッチを最後に開きました。

 クルーは汚染された空気や細かい破片などに対する用心のためにマスクとゴーグルを装着して、同9月12日午前0時20分(同9月12日午後2時20分)に、先ず新しく取付けられたズヴェズダ・サービスモジュールに入りました。このモジュールはISSの居住区画および制御の中枢としての機能を持つものです。

 間もなくクルーはズヴェズダ室内の空気その他の状態は良好であると報告してきました。そしてマスクとゴーグルを外してから、換気装置の設置や、2ヶ月前の打上げの際に取付けてあった固定用のボルトの取外し作業に取掛かりました。打上げ時の固定具やISSの最初のモジュールであるザーリャ内の手動ドッキングシステムはもはや不要であるため、アトランティス号で地球に持帰ります。

 予定されている8時間の睡眠の後クルーは今夜、同9月12日午後6時46分(同9月13日午前8時45分)に起床します。起床後は、ズヴェズダ内に3基のバッテリを設置したり、ザーリャ内の2基のバッテリを新しいものと交換する等の作業を行います。重量制限のため、ズヴェズダは8基搭載することになっているバッテリの内、5基のみを搭載して打上げられていました。交換されるザーリャの2基のバッテリは、去る5月のアトランティス号によるSTS-101ミッションの際交換されなかったバッテリ6基の内の2基です。

 バッテリに関連する作業と並行して、約3トンにおよぶ機材が、ドッキングした状態での5日から6日間でISSに搬入される予定です。

 この次のステータスレポートは同9月12日午後7時(同9月13日午前9時)頃に発行する予定です。




最終更新日:2000年 9月13日

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