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STS-106ステータスレポート

STS-106ステータスレポート-07
2000年9月 11日(月)午前 8時(米国中部夏時間)
2000年9月 11日(月)午後10時(日本時間)

 宇宙飛行士エド・ルーとユーリ・マレンチェンコは今朝6時間半の船外活動を行い、国際宇宙ステーション(ISS)の一番新しいモジュールのズヴェズダと最初のモジュールのザーリャとの間の最終的な結合を完了しました。

 ISS組立作業として6番目でシャトル計画史上50番目の船外活動となったこの船外活動は、昨夜米国中部夏時間9月10日午後11時47分(日本時間9月11日午後1時47分)に開始し、今朝同6時01分(同9月11日午後8時01分)に終了しました。

 2人のクルーは、ズヴェズダを完全にそして恒久的にISSに組込むためにケーブルを敷設するなど、建設作業者そして電気工事者としての作業を行いました。

 船外活動は、クルーのダン・バーバンクの船内からの指示により、予定よりも早く進行しました。フライトデッキのバーバンクの隣りではリック・マストラキオが、ロボットアームを巧みに操縦して、2人の船外活動クルーを支援しました。

 この作業では9本のケーブルがズヴェズダとザーリャの間に敷設されました。この中には将来設置される米国の太陽電池パネルから電力を供給する4本の長さ27フィート(約8.2m)のケーブルも含まれています。これはISSが大きくなるのに従って電力をモジュール間で融通できるようにするものです。別の長さ16フィート(約4.9m)の4本のケーブルは、画像やデータを伝送するためのものです。残りの1本の光ファイバのテレメトリケーブルは、将来の船外活動の際にロシアの宇宙服からのデータを地上に送信するために使用するものです。

 最後にISSの航行システムのバックアップとなる磁力計を取付けるという作業を実施しました。この作業はテザー(命綱)を着けた2人の船外活動クルーにより、スペースシャトルのペイロードベイから110フィート(約34m)とこれまでで最も離れた地点で行われました。この距離はハッブル宇宙望遠鏡の修理をしたときの2倍になります。

 船外活動が終了すると、船長のテリー・ウイルカットとパイロットのスコット・アルトマンはアトランティス号の小型スラスタを噴射し、ISS全体の軌道高度を少しづつ高くしていきました。シャトルとISSがドッキングしている間には、軌道を高くする約1時間にわたる制御が3回予定されています。

 STS-106のクルーは本日は同9月11日午後6時46分(同9月12日午前8時46分)に起床後、シャトルとプログレス輸送船からほぼ3トンにも及ぶ機器や補給品をISSに搬入するための準備として12個のハッチを開く予定です。

 次のステータスレポートは同9月11日午後7時(同9月12日午前9時)頃に発行する予定です。




最終更新日:2000年 9月12日

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