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STS-106ステータスレポート

STS-106ステータスレポート-05
2000年9月 10日(日)午前 7時(米国中部夏時間)
2000年9月 10日(日)午後 9時(日本時間)

 スペースシャトルアトランティス号はテリー・ウイルカット船長の操縦により、米国中部夏時間9月10日午前0時51分(日本時間9月10日午後2時51分)に国際宇宙ステーションと静かにドッキングしました。これにより11月初めに到着する最初の長期滞在クルーのための、これから6日間にわたる準備作業の場が整いました。

 パイロットのスコット・アルトマン、ミッションスペシャリストのエド・ルー、リック・マストラキオ、ダン・バーバンク、ユーリ・マレンチェンコ、そしてボリス・モロコフが、カザフスタン上空を時速17,500マイル(28,157km)で飛行する2機の宇宙船の最後の接近作業を行うウイルカット船長を支援し、ランデブー/ドッキングはほぼ計画どおり行われました。50マイル(約80km)離れたところからアトランティス号のたった1つのスタートラッカーで国際宇宙ステーション(ISS)を見るために、少しシャトルを傾けたのが予定外の作業でした。

 ドッキングが完了すると直ぐにクルーは掛け金(フックとラッチ)を締付け、アトランティス号とISSを固く結合しました。ドッキング後、今夜、ルーとマレンチェンコが実施する予定の6時間半の船外活動の準備としてシャトルの船内気圧を下げました。こうすることにより、クルーがエアロックから船外に出る前に事前に純酸素を呼吸する(プレブリーズ)時間を大幅に短縮することができます。これでクルーの体内の窒素ガスを体外に放出し、ダイバーにはよく知られているベンズと呼ばれる症状を回避することがでるのです。

 船外活動は真夜中(日本時間 9月11日 午後 2時頃))に開始され、月曜日の午前6時30分(同 9月11日 午後 8時30分)に終了する予定です。

 2人の船外活動クルーは、9本の電力、データ、通信ケーブルを、ザーリャとISSに最近ドッキングしたロシアのズヴェズダとの間に敷設し、ズヴェズダをISSの他の部分と統合させる作業を行う予定です。またズヴェズダの外壁に磁力計を取付ける予定です。船外活動の間はロボットアームが、機器をペイロードベイからISSに移動するために使用されます。アトランティス号のクルーは米国中部夏時間9月10日午前10時45分(同 9月11日午前 0時45分)に就寝し、午後6時46分(同 9月11日午前 8時46分)に起床して、船外活動の準備を開始する予定です。

 宇宙飛行士たちは月曜日の夜、12個のハッチを開いてISSに入室し、最初の滞在クルーのために補給品を搬入する準備を行う予定です。

 この次のステータスレポートは同9月10日午後7時(同9月11日午前9時)ころに発行する予定です。




最終更新日:2000年 9月 11日

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