このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
 
JAXAトップページへ
 JAXAトップページへ宇宙ステーション・きぼう広報・情報センターサイトマップ
 
STS-106ステータスレポート

STS-106ステータスレポート-04
2000年 9月 9日(土)午後 7時(米国中部夏時間)
2000年 9月 10日(日)午前 9時(日本時間)

 船長のテリー・ウイルカットを始めとするSTS-106のクルーは、米国中部夏時間9月9日午後5時46分(日本時間9月10日午前7時46分)に起床しました。ミッションコントロールセンタからの目覚めの音楽はウイルカットの希望による「I Say a Little Prayer(私のささやかな祈り)」でした。7人のクルーは全員明朝の国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに備えて大忙しです。アトランティス号は国際宇宙ステーション(ISS)と、同9月10日午前0時52分(同9月10日午後2時52分)に3回目のドッキングを行う予定です。

 同9月9日午後6時30分(同9月10日午前8時30分)の時点でスペースシャトルはISSの後方230マイル(約370km)にあり、地球を1周する90分の間に約184マイル(約296km)づつ接近しています。ランデブーの最終段階は、アトランティス号が約8マイル(12.9km)ISSの後方に到達したときに開始されます。このアトランティス号の最終段階開始のエンジン噴射は、同9月9日午後10時(同9月10日午後0時)少し前に行われる予定です。

 これはTIバーン(噴射)と呼ばれていますが、これによりシャトルは、次に地球を1周する間にISSに接近する軌道に移動します。アトランティス号がISSから約0.5マイル(約800m)以内に到達するとウイルカット船長はシャトルの接近制御をマニュアルモードに切替え、後部コックピットの制御卓からシャトルを操縦します。アトランティス号は同9月9日午後11時28分(同9月10日午後1時28分)にISSの真下600フィート(約200m)の地点に到達する予定であり、この時点からウイルカット船長はISSを半周する動作を開始します。アトランティス号はISSの前方約350フィート(約107m)の地点を通過し、そして同11時55分(同9月10日午後1時55分)、ISSの上空約250フィート(約76m)に到達する予定です。

 ここでウイルカット船長はISSに向って降下を開始し、米国中部夏時間の真夜中(同9月10日午後2時)頃、約170フィート(約52m)離れたところでそのまま20分待機します。ロシアの追跡ステーションとの通信可能な領域に到達するまで待った後、接近を再開します。午前0時41分(同9月10日午後2時41分)頃ウイルカット船長はISSから約30フィート(約9m)の付近で再度停止し、シャトルとISSのドッキング機構の位置が正確にそろっていることを確認します。ドッキングは約11分後の予定で、シャトルがISSに秒速約0.1フィート(約3cm)の速さで結合します。ドッキング時両宇宙船は、北緯49.6度、東経57.1度のカザフスタン西部を飛行している予定です。

 ランデブーに際しパイロットのアルトマンは、ウイルカット船長がアトランティス号を接近させるのを支援します。マストラキオとマレンチェンコも、バーバンクとルーがシャトルのドッキング機構を操作するのを支援する予定です。

 ドッキングが完了すると宇宙飛行士たちは、すぐにアトランティス号とISSの結合機構との間のハッチを開き、空気のサンプルを採取します。これが完了すると、月曜日の朝にルーとマレンチェンコが行うことになっている6時間半の船外活動の準備のため、ハッチは閉じられます。

 この日の後半、クルーは、10日午前10時46分(同9月11日0時46分)に始まる8時間の睡眠開始前に、4時間の自由時間を与えられる予定です。

 この次のステータスレポートは同9月10日午前7時(同9月10日午後9時)頃に発行する予定です。




最終更新日:2000年 9月 11日

JAXAトップページへサイトポリシー