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STS-106ステータスレポート

STS-106ステータスレポート-03
2000年9月 9日(土)午前 8時(米国中部夏時間)
2000年9月 9日(土)午後10時(日本時間)

 宇宙で丸1日を過ごす最初の日は、日曜日朝の国際宇宙ステーションとのドッキングが近づくにつれて、アトランティス号の宇宙飛行士たちにとって忙しい日となりました。ドッキングは日曜日、米国中部夏時間9月10日午前0時52分(日本時間9月10日午後2時52分)、2つの宇宙船がカザフスタンの上空を飛行中に実施される予定です。

 ドッキングに備えて本日クルーは、ランデブー/ドッキングに使用する様々な機器や、月曜日の朝に予定されている船外活動で使用する工具の準備をしたりして過ごしました。

 船外活動をするエド・ルーとユーリ・マレンチェンコは仲間のダン・バーバンクに手伝ってもらい、月曜日に予定されている6時間半の船外活動で使用する宇宙服の検査を行いました。バーバンクは船外活動を船内から統率する予定です。本日はまた、船長のテリー・ウイルカットとパイロットのスコット・アルトマンが、日曜日に予定されているランデブー/ドッキングの最終段階で使用する航行機器の操作を確認しました。

 ミッションスペシャリストのリック・マストラキオはシャトルのロボットアームの電源を投入し、動作を点検すると共にペイロードベイ内をテレビカメラで検査しました。ボリス・モロコフ宇宙飛行士は主として実験や写真撮影そしてテレビ関係の活動を行いました。アトランティス号は日曜日のドッキングに至るランデブーの最終段階の作業を同9月9日午後10時(同9月10日午後0時)に開始する予定です。現在のところ、アトランティス号は国際宇宙ステーション(ISS)の後方およそ1600マイル(2574km)付近で、ISSよりもわずかに低い軌道にあり、地球を1周する毎にその距離をおよそ172マイル(約277km)づつ縮めています。

 本日フライトコントローラは、アトランティス号に搭載されている2基のスタートラッカーの内1基を動作不良のため停止させました。スタートラッカーはアトランティス号の航行情報を更新する手段としても使用することができるものです。アトランティス号の機首左側に上向きに取り付けられているこのスタートラッカーの不具合は、ランデブー/ドッキングにはあまり影響はありません。もう一つのスタートラッカーで必要な機能を果たす事ができます。

 ドッキングが完了すると宇宙飛行士たちは、すぐにアトランティス号と国際宇宙ステーションに取付けてある結合アダプタとの間のハッチを開き、空気のサンプルを採集する予定です。ハッチはその後月曜日の朝の船外活動の準備のために閉鎖されます。

 9月11日月曜日の夜、クルーは長さ143フィート(約43m)のISSと、すでに接続されているプログレス補給船の、合計12個のハッチを開いて装置や機器の移送を開始する予定です。

 クルーは本日同9月9日午前10時46分(同9月10日午前0時46分)に7時間の睡眠に入り、午後5時46分(同9月10日午前7時46分)に起床して、ランデブー/ドッキングの最終作業を開始する予定です。この次のステータスレポートは土曜日午後7時(同9月10日午前9時)頃に発行する予定です。




最終更新日:2000年 9月 11日

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