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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

STS-96ステータスレポート #18
1999年6月 04日(金)午前 7時00分(米国中部夏時間)
1999年6月 04日(金)午後 9時00分(日本時間)
ヒューストンのミッション・コントロール・センター

 国際宇宙ステーションを後にしたディスカバリー号の宇宙飛行士達は、この数日間の意欲的な活動に対し、数時間の休息をもらいました。

 ディスカバリー号は昨日米国中部夏時間6月3日午後5時39分(日本時間6月4日午前7時39分)に宇宙ステーションとのドッキングを解除しましたが、それまでに2トン以上の飲料水や補給物資そして装置などをステーションに運びました。

 ディスカバリー号がステーションから出発すると、ミッションスペシャリストのタミー・ジャーニガンとダン・バリーは今回のミッションの初めの頃に船外活動で使用した宇宙服と装備を片付け、コマンダーのケント・ロミンガーとパイロットのリック・ハズバンドはラップトップコンピュータを使って着陸の練習をしました。ミッションスペシャリストのジュリー・パイエットとバレリー・トカレフは装備の片付けや、ドッキング解除の準備として僅かに減圧していた船室内の気圧をもとの1気圧に戻す作業を支援したりしました。

 本日4日午後3時50分(同5日午前5時50分)に起床すると宇宙飛行士達は、日曜日のケネディ宇宙センターへの着陸の準備にかかります。ロミンガーとハズバンドそれにミッションスペシャリストのエレン・オチョアはディスカバリー号の軌道修正用ジェットの試験を行います。また、3セットある油圧制御装置のひとつを起動して、大気圏再突入時や着陸時に機体を制御する可動翼を作動させてチェックしました。このミッションではまた、学生が製作したスターシャインと呼ばれる小型の衛星を放出します。米国中部夏時間6月5日(土)午前2時10分(同6月5日(土)午後4時10分)、スターシャインはディスカバリー号のペイロードベイの容器から、ペイエット宇宙飛行士により放出されます。スターシャインは直径19インチ(約48.3cm)の中空の球で表面に世界中の学生がピカピカに磨き上げた約800枚のアルミ製の鏡が貼り付けてあります。世界各地の学生が早朝や夕暮れ時にスターシャインを何ヶ月か目視観察し、衛星の軌道が降下する割合を基に大気の密度を測定します。

 ディスカバリー号は日曜日にケネディ宇宙センターの滑走路15に着陸できる機会が2回あります。最初は米国中部夏時間5日(土)午後11時54分(同6日(日)午後1時54分)に軌道を離脱し、日曜日の午前1時3分(同午後3時3分)に着陸するケース。2回目は6日(日)午前1時30分(同午後3時30分)に軌道を離れて2時38分(同午後4時38分)に着陸するケースです。天気は帰還には問題ないと予想されています。




最終更新日:1999年 6月 6日

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