STS-96ステータスレポート #15
1999年6月 02日(水)午後 7時00分(米国中部夏時間)
1999年6月 03日(木)午前 9時00分(日本時間)
ヒューストンのミッション・コントロール・センター
ディスカバリー号の宇宙飛行士達は今夜国際宇宙ステーションでの作業を終了し、3日(木)午前4時(日本時間
午後6時)までには全てのハッチを閉鎖します。それから間もなく、ステーションと結合したままでシャトルの小型の噴射装置を作動させて、軌道を上昇させ、明日午後のドッキング解除とステーションからの出発に備えます。
クルーは本日 2日午後3時50分(日本時間 3日午前5時50分)に、バレリー・トカレフ宇宙飛行士へのロシアの曲「ヴァーシャ・ブラガドーリ」と、続いてミッションスペシャリストのエレン・オチョアに送られた曲「ザ・チャールストン」で起床しました。
本日は先ず、やり残した搬入作業を行います。今回は結局、合計115種類、3718ポンド(約1673kg)の機器を、宇宙ステーションの内部や外部に運んだことになります。この中には将来のステーション滞在クルーが使用する合計84ガロン(318リットル)の飲料水を入れた7個の容器も含まれています。
オチョア宇宙飛行士とカナダの宇宙飛行士ジュリー・パイエットは今夜、シャトルのロボットアームを使って、ユニティモジュールの左舷に取付けられた、初期通信システムのアンテナの状態を検証します。予定されたロボットアームを使用する作業はこの検証作業が最後です。
この作業が終了すると、ステーションにドッキングして以来開いていたハッチの閉鎖作業を開始します。クルーは米国中部夏時間
6月3日(木)午前12時30分(同午後2時30分)にザーリャを退出し、午前2時50分(同午後4時50分)にユニティを退出します。そして最後のハッチを午前3時30分(同午後5時30分)に閉鎖します。
コマンダーのケント・ロミンガー、パイロットのリック・ハズバンドは、午前4時30分(同午後6時30分)にシャトルの姿勢制御システムの噴射装置を作動させてステーションの高度を上昇させる作業を開始します。40分間の作業によりシャトルとステーションの結合体の高度は約6マイル(約9.6km)上昇します。ステションとのドッキング解除は午後5時40分(同
6月4日(金)午前7時40分)の予定です。
最終更新日:1999年 6月 3日
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