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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

STS-96ステータスレポート #12
1999年 6月 01日(火)午前 7時00分(米国中部夏時間)
1999年 6月 01日(火)午後 9時00分(日本時間)
ヒューストンのミッション・コントロール・センター

 ディスカバリー号のクルーは今朝間もなく就寝準備をします。ザーリャモジュールのバッテリの修理も終了し、国際宇宙ステーションへの機器や補給品の搬入作業もかなり進捗しています。

 補給品等搬入の調整役をしているミッションスペシャリストのエレン・オチョアは、ラップトップコンピュータや衣類など、主要なもののステーションへの搬入は終了した旨報告してきました。本日までに搬入予定物資の50%の搬入が完了しています。

 ロシアの宇宙飛行士のバレリー・トカレフとカナダの宇宙飛行士ジュリー・パイエットは、修理が予定されていたザーリャの電力供給源であるバッテリの残りの2基について、6個の充電制御装置の交換を行いました。新しい充電制御装置と交換したことにより、バッテリが正常な充放電機能を回復するものと期待されています。昨年11月にザーリャが打上げられた直後からバッテリには問題が生じていました。交換が必要な18個の充電制御装置の内12個については日曜日に作業が終わっています。

 ダン・バリーとトカレフの両宇宙飛行士はザーリャ・モジュール内の騒音レベルを低下するためにマフラーを取り付ける作業を、昨日に引き続き実施しました。コマンダーのケント・ロミンガーは空気循環の配管の一部に取付けたマフラーの状態をビデオ撮影して送ってきましたが、マフラーが一部の柔軟性のある配管に害を及ぼしていると述べています。飛行管制官達は、空気の循環に多少の無理があるためにザーリャモジュール内の湿度は予想よりも少し高めであるが、許容範囲であるとしています。マフラーを追加して取り付ける作業と湿度を減少させるための作業は、今夜実施することになりそうです。

 コマンダーのロミンガーとトカレフ宇宙飛行士は、ロシアのメディアがモスクワ郊外のミッション・コントロール・センターからインタビューしたのに応じ、作業の進捗などについて説明しました。

 宇宙飛行士達は米国中部夏時間 6月1日午前7時50分(日本時間 6月1日午後9時50分)に就寝し、午後3時50分(同6月2日午前5時50分)に起床し、宇宙での7日目の作業を開始する予定です。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts96/STS-96-12.html

最終更新日:1999年 6月 2日

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