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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

STS-96ステータスレポート #09
1999年 5月 30日(日)午後 7時30分(米国中部夏時間)
1999年 5月 31日(月)午前 9時30分(日本時間)
ヒューストンのミッション・コントロール・センター

 ディスカバリー号の宇宙飛行士達は起床して、6ヶ月ぶりで国際宇宙ステーションに入る準備をしています。

 予定ではクルーは夜中にユニティとザーリャに入り約3000ポンド(約1.35トン)の器材の搬入を開始することになっています。これらの器材は将来ステーションのクルーが使用するためのものです。搬入作業と平行してザーリャで1回、ユニティで1回の修理作業を実施します。

 米国沿岸警備隊のバンドが演奏する「朝の色」の曲で目覚めると、クルーはヒューストンとモスクワ双方のミッションコントロールセンターとの間で、入室時の作業手順につき確認しました。

 カナダの宇宙飛行士ジュリー・パイエットとロシアの宇宙飛行士バレリー・トカレフはザーリャモジュールの床板の下にあるバッテリの修理作業を開始します。ザーリャの6基のバッテリには、充電中に充電容量に僅かなロスが生ずることが判っていました。各バッテリには3つ、計18個の充電制御部があり、今回の修理でこれらを交換します。また、モジュール内の騒音レベルを低下させるため、ミッションスペシャリストのダン・バリーとトカレフはザーリャ内のいくつかのファンに防音処置を施しました。

 一方ユニティモジュールには、ミッションスペシャリストのタミー・ジャーニガンとパイロットのリック・ハズバンドが入り、ソフトタイプの保管ラックを2つ搬入します。ラック自体は補給運搬活動で使うためのものとして1998年12月にユニティに搭載した状態で打ち上げられていたものです。それから、ハズバンドとバリーは初期通信システムの障害原因を調査し、修理作業を行います。

 午後は今回のフライトの3番目の主要業務である補給品の搬入を開始します。宇宙飛行士のオチョアはこの作業を監督し、シャトルから搬出されるものを全て記録します。ステーションの側ではペイエットが補給品を受け取り、トカレフとともにそれらを記録しながら収納していきます。今後3日間で約2900ポンド(約1.3トン)の補給品を搬入する予定です。




最終更新日:1999年 5月31日

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