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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

STS-96ステータスレポート #02
1999年5月 27日(木)午後 8時(米国中部夏時間)
1999年5月 28日(金)午前10時(日本時間)
ヒューストンのミッション・コントロール・センター

 STS-96の7人のクルーは、ミッションスペシャリスト、タミー・ジャーニガン宛ての、ビーチ・ボーイの曲「カリフォルニアの夢(California Dreamin)」で、27日午後7時前に目覚め、宇宙で過ごす最初の丸1日の作業準備を開始しました。本日は明日の夜の国際宇宙ステーションとのドッキングと、その翌日の船外活動に備える作業を行います。

 コマンダーのケント・V・ロミンガー、パイロットのリックD. ハズバンド、ミッションスペシャリストのエレン・オチョア、ダニエル・T・バリー、ジュリー・パイエット、バレリー・イワノビッチ・トカレフ、それにタマラ・E・ジャーニガンは、シャトルの各システムや船外活動用の工具のチェックを行って1日を過ごし、その間シャトルは計画された手順に従ってランデブ噴射を行いステーションに接近していきます。

 クルーはランデブとドッキングに使用する機器を取出してチェックし、そのあとは、土曜日の夜から日曜日の朝にかけて実施される船外活動で使用する宇宙服を、何時間も掛けてチェックしたりテストしたりします。2セットの宇宙服は、何か問題があったときに地上の専門家がたっぷりと時間をかけて問題点を調べることができるよう、船外活動の予定時刻よりも十分に前もってチェックされます。

 また、今夜から明日に掛けてカナダの宇宙飛行士ペイエットは、ペイロードベイ内をビデオカメラで検査すると共に、オチョア宇宙飛行士が行うロボットアームの確認作業を支援します。このようにして、ロボットアームが船外活動の支援をきちんと行うことができるということを確認するわけです。睡眠準備に入る少し前にロシアの宇宙飛行士トカレフは、シャトルのミッドデッキに収納されているステーションへの補給品をスペースハブの方へ移動して、宇宙服のチェック作業に、より広いスペースが確保できるようにします。

 ディスカバリー号は現在約200海里(約370km)の高度を周回しています。米国中部夏時間の今夜7時頃(日本時間28日午前9時頃)の時点で、シャトルはステーションの775海里(約1434km)後方を、90分間に約60海里(約111km)の割合で接近しています。

 ディスカバリー号は、ペイロードベイの各コーナーにある4台のカメラの内1台が故障していますが、これは今後の活動に支障を来すことはありません。シャトルにはこの他にも色々なカメラがありますので、ドッキングや船外活動、また後日のスターシャイン(STARSHINE)衛星放出の模様の記録などにも使用することができます。



最終更新日:1999年 5月28日

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