STS-96ステータスレポート #01
1999年5月 27日(木)午前7時(米国中部夏時間)
1999年5月 27日(木)午後9時(日本時間)
ヒューストンのミッション・コントロール・センター
ディスカバリー号と7人の多国籍クルーは今朝、ケネディ宇宙センターから早朝の空を照らしながら予定の軌道へと速度を増していきました。これは国際宇宙ステーションにドッキングする今年初のシャトルミッションです。
コマンダーのケント・V・ロミンガー、パイロットのリックD. ハズバンド、ミッションスペシャリストのタマラ・E・ジャーニガン、エレン・オチョア、ダニエル・T・バリー、ジュリー・パイエット、バレリー・イワノビッチ・トカレフが、米国中部夏時間午前5時50分(日本時間午後7時50分)に打上げられました。打上げの秒読みは完璧なものでした。そして9分も経たない内に軌道に到達し、宇宙ステーションの追跡を開始しました。
打ち上げ時刻には宇宙ステーションの2つのモジュール、ザーリャとユニティは、バミューダ付近を高度210海里(約388km)で通過していました。ディスカバリー号は明日夜、国際宇宙ステーションに追いつき、初のドッキングを行います。ここから6日間ドッキングしての作業が開始されます。この作業では約2トンの補給物資を宇宙ステーションに運び込み、また誕生したばかりのステーションの外壁に機器を取り付けるための船外活動を1回実施します。
軌道に到着すると宇宙飛行士達はシャトルの各システムに電源を投入し、また金曜夕方から始めるステーションとのランデブ前の、初期の作業を実施しました。打上げは作業日の遅くに実施されたので、クルーは米国中部夏時間午前10時50分(日本時間28日午前0時50分)に8時間の睡眠に入ります。そして今夕6時50分に起床して宇宙での2日目の作業を開始します。2日目の主な作業としては、金曜日のドッキングと、土曜日夜のジャーニガンとバリーによる船外活動の準備等を行います。
ディスカバリー号は約170海里(約315km)の高度を周回しており、全システムの状況は良好です。
最終更新日:1999年 5月28日
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