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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

STS-88 ステータスレポート #25
1998年12月 15日(火)午前 2時(米国中部標準時間)
1998年12月 15日(火)午後 5時(日本時間)

 エンデバー号の宇宙飛行士達はミッションの目的を完了してシャトルを片づけ、今夜遅くケネディ宇宙センターに着陸して、国際宇宙ステーション(ISS)組立の第1回目のミッションを終了する準備が整いました。

 ISSの前方340マイル(約547km)の位置のエンデバー号の宇宙飛行士達はシャトルの空力制御翼と方向制御用のジェットをテストし、地球の大気圏に再突入する際の制御が可能であることを確認しました。エンデバー号の全システムは良好に作動しており、宇宙飛行士達は軌道上で使用した装置を収納して高速での帰還に備えることとなりました。

 ISSのフライト・コントローラーによれば、ISSの全てのシステムは正常に機能しており、ユニティが地球側を、ザーリャが深宇宙側を向いた姿勢で246マイル(約396km)の高度を飛行しています。ISSは、これからの5ヶ月間無人で飛行を続ける間、適正な加熱と冷却の条件を維持するために、30分で1回転するというゆっくりとした回転を与えられています。この次のISSへのシャトルによる組立ミッションはSTS-96で、1999年5月にディスカバリー号での打ち上げが予定されています。

 昨夜遅く、米国中部時間午後 8時09分(日本時間15日午前11時09分)に、マイティサットと呼ばれる、700ポンド(約315kg)の空軍の技術衛星をインドネシアの上空を通過中に放出して、今回の飛行の最後の仕事を完了しました。

 6人の宇宙飛行士は米国中部時間15日午前 3時36分(日本時間午後 6時36分)に8時間の睡眠に入り、午前11時36分(日本時間16日午前 2時36分)に起床して最後の着陸の準備にかかります。

 全てが予定どおりに進めば、エンデバー号のペイロードベイ(貨物室)ドアを米国中部時間午後 6時07分(日本時間16日午前 9時07分)に閉じ、それから宇宙飛行士達は打上げ/帰還スーツを着用して座席に着きます。コマンダーのボブ・カバナ、パイロットのリック・スターコフ、フライト・エンジニアのナンシー・カリーとミッション・スペシャリストのジム・ニューマンがフライト・デッキに着席し、ジェリー・ロスとセルゲイ・クリカレフがミッドデッキに着席します。

 着陸時のケネディ宇宙センターの天候は、多少雲がかかってはいますが雨の心配はないと予報されています。予報が変わらなければ帰還時フライト・ディレクターのジョン・シャノンが、エンデバー号に対しゴーサインを出し、米国中部時間15日午後 8時47分(日本時間16日午前11時47分)にエンデバー号の2基のブレーキ・ロケットを噴射します。この軌道離脱噴射はシャトルの速度を毎秒349フィート(約105m)減速し、これにより地球への降下が始まります。米国中部時間15日午後 9時54分(日本時間16日午後12時54分)にシャトル着陸施設の滑走路3-3に着陸の予定で、460万マイル(740万km)を飛行したミッションを完了します。なお、これはシャトル計画史上10回目の夜間着陸となります。

 バックアップの帰還の機会としては、ケネディ宇宙センターでは90分後の午後11時30分、(米国東部時間では16日水曜日の午前 0時30分)(日本時間午後 2時30分)が可能です。ミッション・マネジャー達は今夜の着陸に対して代替帰還地であるカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地のサポートは要請しないことにしました。

 エンデバー号は246マイル(約396km)の高度を飛行しており、全システムの状態は良好です。




最終更新日:1998年 12月 15日

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