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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

STS-88 ステータスレポート #24
1998年12月 14日(月)午後 1時(米国中部標準時間)
1998年12月 15日(火)午前 4時(日本時間)

 エンデバー号のクルーは、成功裏に終わろうとしている国際宇宙ステーション(ISS)の第1回目の組立ミッションで醸し出された素晴らしいムードにマッチしたジェームス・ブラウンの「アイ・ゴット・ユー(I Got You)」の曲で目覚めました。ミッション・コントロールから米国中部時間14日午前11時36分に送られたこのウェイクアップコールで、STS-88の6名のクルーの最後の1日が開始されました。

 クルーが起床したとき、エンデバー号はISSの前方約222マイル(約357km)の位置にあり、その距離は1周回毎に約12マイル(約19km)づつ増えていきます。昨夜コマンダーのボブ・カバナにより放出されたSAC-A衛星は、エンデバー号の後方約35マイル(約56km)の位置にあります。

 クルーは本日は主として、火曜日夜のケネディ宇宙センターへの帰還の準備を行います。カバナとパイロットのリック・スターコフは、再突入と着陸の際使用するシャトルのシステムをチェックします。米国中部時間午後 2時30分(日本時間15日午前 5時30分)頃コマンダーとパイロットは飛行管制システムと空力制御翼の点検を行います。約1時間後にはエンデバー号の姿勢制御システムのジェットの噴射試験を行う予定です。

 米国中部時間午後5時(日本時間15日午前 8時)頃、恒例の軌道上記者会見に臨み、NASAの各センターおよびケベック州セント・ハバートにあるカナダ宇宙庁の本社に控えた記者と交信することになっています。

 約3時間の自由時間をすごした後、カバナ、スターコフ、それにミッションスペシャリストのジェリー・ロスは、もう1つの衛星をエンデバー号のペイロードベイのキャニスターから放出します。マイティサットと呼ばれるこの衛星は705ポンド(約317kg)あり、米国空軍のフィリップス研究所が開発したもので、複合材を使用した構造、新型の太陽電池、微粒子衝突検出器、新型電子器機、衝撃緩衝装置などの新しい技術を検証することを目的としています。放出は米国中部時間午後 8時09分(日本時間15日午前11時09分)の予定です。

 クルーは明日の帰還に備えてエンデバー号の船室の整理や装置類の片づけを行って本日の作業を終了します。火曜日、米国中部時間15日午前12時30分(日本時間15日午後 3時30分)頃、スターコフは高速データ伝送と画像伝送に使用していたKu-バンド・アンテナを収納します。ミッション・コントロール・センターの飛行管制チームも火曜日のフロリダへの着陸の準備をしています。火曜日の米国中部時間午後 9時54分の着陸地点付近の天候は、曇り時々雨と予報されています。

 エンデバー号は247マイル(約397km)の高度を飛行しており、スペースシャトルとISSの全システムは正常に機能しています。




最終更新日:1998年 12月 15日

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