STS-88 ステータスレポート #12
1998年12月 8日(火)午後12時30分(米国中部標準時間)
1998年12月 9日(火)午前 3時30分(日本時間)
本日はコマンダーのボブ・カバナからの要請により、エンデバー号のウェイクアップコールを予定より1時間30分遅くしたため、クルーは米国中部時間午後12時06分(日本時間
9日午前 3時06分)に起床しました。昨日は作業は順調に完了しましたが大変忙しい1日でしたので、クルーは予定されていた就寝時間になっても景色を楽しんだりしてリラックスしていました。ウェイクアップコール曲はドゥウェイト・ヨクムの「ベイカーズフィールド通り(Streets
of Bakersfield)」で、パイロットのリック・スターコフの奥さんからのリクエストでした。奥さんはカリフォルニア出身です。
昨日7時間21分もの長時間の船外活動を実施したので、ミッションスペシャリストのジム・ニューマンとジェリー・ロスは本日は、明日の船外活動の準備をしながらリラックスします。明日の船外活動は今回の飛行で3回予定されている内の第2回目になります。ロスとニューマン、ミッションスペシャリストのナンシー・カリーとセルゲイ・クリカレフは、明日の船外活動で使用する機材の準備を行います。今夜は全6名の宇宙飛行士が集まり、ロスとニューマンが実施する明日の2回目の船外活動の作業手順を確認します。
フライト・コントローラーはモスクワとヒューストンのミッションコントロール間でコマンド伝送試験を行い、ヒューストンからモスクワを経由してザーリャにコマンドを送信できることを確認します。木曜日にクルーが国際宇宙ステーション(ISS)に入室するための準備として、ユニティとザーリャを結合している与圧結合アダプター1(PMA1)をモスクワからのコマンドで与圧し、気密チェックを行います。またヒューストンのフライト・コントローラーは木曜日の入室の前にユニティ・モジュールをヒーターで暖めるため、フィルターとファンを作動させ、ユニティの室温のモニタを行います。
カバナとスターコフは本日米国中部時間午後 2時30分(日本時間9日午前 5時30分)頃エンデバー号の主姿勢制御用ジェットを約22分間噴射して軌道高度を約5.5マイル(約8.7km)上昇(リブースト)させます。2回目のリブーストは、この飛行の後半にも実施することができます。
本日米国中部時間午後5時41分(日本時間
9日午前 8時41分)、カバナとスターコフはABC放送の番組ニュース/ディスカバリー・チャネルと、MSNBCのインタビューを受ける予定です。これらの作業が終了すると、クルーは午後7時30分(日本時間
9日午前10時30分)頃から自由時間に入ります。
エンデバー号とISSは約240マイル(約386km)の軌道を順調に飛行しています。
最終更新日:1998年 12月 9日
|