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STS-88 ステータスレポート ＃6 1998年12月 5日（土）午後 2時30分（米国中部標準時間） 1998年12月 6日（日）午前 5時30分（日本時間） エンデバー号のクルーは、国際宇宙ステーション(ISS)の軌道上での組立てを行う最初の準備を開始するため、本日午後1時36分（日本時間12月 6日午前4時36分）に起床しました。  米国中部標準時間午後3時50分（日本時間12月6日午前6時50分）、ミッションスペシャリストのナンシー・カリーは、シャトルの長さ50フィート（約15ｍ）のロボットアームを起動しました。それは、ユニティ結合モジュールを掴むために用いられます。この作業は午後
4時06分（日本時間12月 6日午前7時06分）に予定されています。それから、カリーはエンデバーの貨物室から12.8トンのユニティを持ち上げて、注意深くそれをシャトルに対して垂直にします。与圧結合モジュール（PMA）2と呼ばれるユニティの片方の結合モジュールが、シャトル／ミールのドッキングに用いられたものと同一の機構を使用してエンデバーのドッキングシステムに結合されます。カリーは、ユニティをシャトルドッキング機構から数インチ（数センチ）以内の精度で微細に動かして、それから機械アームを「リンプ（柔軟）」モードにします。その後、コマンダーのボブ・カバナは、エンデバーのジェットを噴射して互いの機構に力を与えます。明日のザーリャの捕獲の準備としては、クルーがエンデバーとユニティの結合モジュールとの間の気圧を同じにする作業が行われます。その後、クルーはPMA-2とユニティ間の通気孔にふたを取り付けるめにモジュールに入ります。それから、シャトルと結合モジュールの気圧を再び約10.2psi（約0.7気圧）に再調整します。このエンデバー号のキャビン圧力とユニティの結合モジュールの圧力とを等しくする作業により、ザーリャの捕獲と結合時におけるドッキング機構の構造的な性能は向上します。 また、クルーはザーリャに結合するPMA-1と呼ばれるユニティのもう片方のドッキング機構の接続点検を行います。点検のために、エンデバー号の後方フライトデッキ（AFD）にある制御装置を使って、そのモジュールのドッキングリングが伸展され、また格納されます。ユニティと2つの結合モジュールは、エンデバーの貨物室にそびえ立つ（3階立てのビルより大きい、）幅15フィート（約4.6ｍ）、長さ36フィート（約11ｍ）の複合体となります。 今夜は、ジェリー・ロスとジム・ニューマンがフライトの後半で行う3回の船外活動中に使用する様々なツールを点検します。それから、月曜日の最初の船外活動に備えるために、シャトルのエアロックの準備を開始します。その後、コマンダーのボブ・カバナとニューマンは、明日のザーリャとのランデブに必要な装置の点検を行います。それらには、ラップトップコンピュータ・ディスプレイや手持ちのレーザー測距装置が含まれます。また、ザーリャの捕獲と結合時に使用するシャトルの機械アーム操作時の位置決めの補助装置であるオービタ・スペース・ビジョン・システムの点検も行われます。 また、ニューマンとロシアの宇宙飛行士であるセルゲイ・クリカレフは、米国中部標準時間午後11時01分（日本時間12月 6日午前2時01分）にニューヨークタイムズによるインタビューに参加します。 エンデバー号は、ザーリャを約7.600マイル（約12,200km）離れて追っています。そのロシア製のモジュールとの距離は１周回毎にほぼ500マイル（約800km）ほど短くなっています。エンデバー号は、高度202マイル（約325km）の軌道上を90分で地球を周回しています。シャトルの高度を上げるとともに、エンデバー号がザーリャに近づく割合を調整するために、本日遅くにエンジンの噴射が行われます。現在、その調整後の軌道は、高度約240マイル（約386km）を予定しています。全てのエンデバー号のシステムは全く正常です。
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