STS-88 ステータスレポート #5
1998年12月 5日(土)午前 6時00分(米国中部標準時間)
1998年12月 5日(土)午後 9時00分(日本時間)
STS-88のクルーは、国際宇宙ステーション(ISS)の2つの構成要素の組立てに使用する装置の点検を終え、米国中部標準時間午前5時36分(日本時間12月
5日午後8時36分)に8時間の睡眠に入りました。
ロシアが製作したザーリャコントロールモジュールの後方、約16,000海里(約29,600km)の軌道上にあるエンデバー号では、ミッション・スペシャリストのナンシー・カリーが、本日午後にユニティ結合モジュールを掴む際に使用する長さ50フィート(約15m)のロボットアームの点検を無事終了しました。カリーは、貨物室の前部に設置されたオービタ・ドッキング・システムに結合するため、シャトルの貨物室からユニティを持ち上げ、注意深くシャトルに対して垂直になるように慎重に立ててゆきます。カリーは、昨夜、貨物室のまわりでロボットアームを動かして、ユニティと与圧結合モジュールの外観をカメラで検査しました。
ジェリー・ロスとジム・ニューマンは、エンデバーに搭載した3つ全ての宇宙服の点検を無事行いました。彼らは、この宇宙服の2つを使用してユニティとザーリャ間のコネクタと電気ケーブルとを接続するため、3回の船外活動を行います。また、今回のフライトにおける船外活動作業時の振り付け師ともいうべきパイロットのスターコフの助けを借りて、ロスとニューマンは宇宙での作業中に安全ケーブルが切れてしまった場合にも備えて船外活動中に身につけるジェット噴射能力のある2個のバックパックを点検しました。
月曜日の午後遅くに開始される船外活動の準備を行うため、エンデバー号のキャビン圧力は、10.2psi(約0.7気圧)に下げられました。
コマンダーのボブ・カバナは、本日遅くにユニティが設置される予定のドッキングシステムの外部リングを他のクルーが伸展する作業をモニタしました。ロシアの宇宙飛行士であるセルゲイ・クリカレフは、ユニティと結合させるため,ザーリャを捕獲する日曜日のランデブで使用する機器を点検しました。
エンデバーは、日曜日にザーリャとランデブするための240マイル(約386km)の軌道まで上昇する準備を行いつつ、高度202マイル(約325km)で地球を周回中です。
クルーは、午後1時36分(日本時間12月 6日午前4時36分)に起床し、軌道上での作業を開始することを予定しています。
最終更新日:1998年 12月 9日
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