
第23詩の公募で、最終候補に残った他の方々の作品です。ご応募ありがとうございました。
At the back of my solitude, the wind carries the scent of nicotiana, touching my memories:
when I was a child, I was lie among the night flowers , travelig with the Milky Way;
sometimes I was sleeping and I woke when the morning glories were opening,
remaining in the grass full of dew pearls, till when the Sun was intersecting the red of the poppies.
Bright memory like the Stars of the sky in a summer night , seen by the pure soul of a child !
私の孤独の後ろで、風がタバコの香りを運び、私の記憶に触れる―
子どもの頃、天の川とともに旅をしながら、夜開く花の中で私は寝そべっていた
時々眠り、そして朝顔の開花とともに目覚めた
赤いけしの花に太陽が差し込む時まで、草には露の真珠がいっぱい残っていた
純粋な子どもの精神が出会った、夏の空に浮かぶ星々のような輝かしい記憶!
さばき手からのメッセージ:こういう自然に抱かれていたこと、まさに「輝かしい記憶」ですね
Happy quotidian birthday to you, Mother Gaia!
One more trip around the Sun,
just a cosmic inch on the infinite spiral trek towards Vega.
And while you, heavenly pals, move, human life goes on
through perplexing moments of glory and misery.
毎日の誕生日おめでとう、母なる地球(マザー・ガイア)!
太陽を巡ってもう一回、旅をしたね
ベガに向かって無限に続く螺旋の長旅の、ほんの宇宙インチ
そして天の仲間であるあなたが動くあいだ、人の一生は続いていく
複雑に絡み合う、栄光と苦難の時を通りながら
さばき手からのメッセージ:そうか、地球は毎日が誕生日なんだ、という発見
乱数表を手にした占い師が 造物主のふりをして
球形の水晶体を覗き込むと 極彩色を纏った男女が
追いかけっこをしているのが見える 悪戯者の磁力が素肌を結びつけると
二重螺旋の模様が流れて 乳色の液体が噴き出る
XとYの限りない微分が ランダムな新生を積分する
さばき手からのメッセージ:生殖を数学的比喩で語るとんでもなく奇抜な作品です
この世に産み落とされてから こつこつと巨大化を進めてきた
今や もう 製造元には戻れない 大きなボディで 大口をたたく
でも 独り立ちしても 恋しくなるよ
週末に母からの電話 「元気だよ」と一言
かつて一緒に食べた 夕飯の煮物の香りが 受話器から聞こえる
さばき手からのメッセージ:ほのぼのするような母子関係ですね
子宮を裏返してその他全部を包み込んだ 朝
私を知る人が消え 私は私を誰かに知らしめなければならなかった
そう、生命のあやふやな輪郭をなぞれば
薄墨色に染まる 指と心
人は人から名前を呼ばれ はじめて人の形になる 塵よりも不確かな存在だから
さばき手からのメッセージ:読んでいてなんだか切なくなりました
白かった花びらが透きとおって
もうすぐ枯れてしまうのね
アリと地球はどちらが大きい?
さあ それはわからないけれど
一輪の野菊は私の海のきらめきになるよ
さばき手からのメッセージ:アリと地球を比較するなんて、作者はいったいどういう尺度をもっているのでしょう
どこから来たのかわからないが 必ずそこへ帰るのだろう
運ばなければならぬ 運ばなければならぬ
あなたの吸い込んだすべてを
あなたのすべてへ運ばなければならぬ
そして私はかえるべき空へ さらさらととけてゆくのだ
さばき手からのメッセージ:やや晦渋ですが、「私たちはどこから来て、どこへ行くのか」という永遠の問いへのユニークな答えになっています
星々の飛礫が、私の血管の中を巡る
ある飛礫は、尾を引きながら真心を細胞に渡す
ある飛礫は、細胞からshoutを受け取り、外のせかいへと運ぶ
自己組織化していく私という存在
波打ち際で、私は私というインチキにkissをする
さばき手からのメッセージ:星々の飛礫が血管の中を巡るというイメージがすばらしい