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オーストラリアの生徒と「きぼう」日本実験棟の運用管制員との交信イベントが行われました

最終更新日:2015年3月19日

JAXA筑波宇宙センター(TKSC)の「きぼう」日本実験棟の運用管制員とオーストラリアの航空関連の青少年団体「Australian Air League」の生徒たちをネットワーク回線で結んだ交信イベントが2015年3月13日、日本時間の午後6時から7時にかけて行われました。JAXAの運用管制員からは、小池暁雄、中野優理香フライトディレクタのふたりが代表として参加しました。

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イベントに参加した小池(左)、中野(右)両フライトディレクタ(出典:JAXA)

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運用管制員に質問する Australian Air League の生徒(写真提供:Australian Air League)


この交信イベントは、2014年2月に、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していた若田宇宙飛行士が、アマチュア無線を介してAustralian Air Leagueの生徒たちと交信を行ったことが発端です。若田宇宙飛行士との交信により、生徒の間で宇宙への関心がより高まり、ISSの運用の一端を担う「きぼう」の運用管制員からもぜひ宇宙に関する話を聞きたい、とのAustralian Air Leagueからの熱心な要望をいただいて実現しました。

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イベントの最後に生徒たちにスクリーン越しに手を振る小池(左)、中野(右)両フライトディレクタ(出典:JAXA)

約1時間にわたった交信イベントでは、まず運用管制員が国際宇宙ステーション(ISS)や「きぼう」日本実験棟の概略、ISS参加国についての説明を行いました。その後は質問セッションとなりました。生徒から運用管制員についての仕事や日本の小惑星探査、宇宙一般に関する質問やロケットの材料に関するものまで多岐にわたる質問が寄せられ、運用管制員は各質問に写真や動画を交えて丁寧に答えました。


質問セッションから、質問と運用管制員の答えをひとつご紹介します。

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スクリーンに映し出された運用管制員になるまでの道のりを示した資料(出典:JAXA)

Q: 運用管制員になるには何をすれば良いですか。

A: 管制員になるためには約1年から2年かかります。訓練プログラムは大きく分けてふたつあり、学校のようにISSのシステムに関する授業を受け、沢山の教材を勉強し、その後に認証を受けるための試験があります。また、日本では通常日本語を話しますが、ISSとの交信では英語が使用されるため、英語の試験もあります。また、一番興味深い訓練としてシミュレーション訓練があり、管制室と似たような環境のある部屋で訓練を行います。軌道上の重要なコンピュータとの通信の断絶など、難しい不具合を想定して対処するシミュレーションが10項目ほどあり、何時間にも及ぶものもあります。その試験も沢山あります。しかし、一番重要なことは人の話を聞き、チームワークやコミュニケーション能力を養い、宇宙飛行士を安全に保つことですが、これもシミュレーション訓練を通して養います。

 
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