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2003年8月6日、東京国際交流館にて「きぼう」教育利用ワークショップが開催されました。このワークショップでは、「きぼう」日本実験棟の新たな分野および形態への利用多様化を図ることを目的として、特に教育での利用に焦点を当てた報告や議論が行われました。
開催案内についてはこちらをご覧ください。
基調報告「知的チャレンジの場『きぼう』」
- 毛利宇宙飛行士
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| 毛利宇宙飛行士 |
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基調報告として毛利宇宙飛行士から、自身の2度の飛行による経験を踏まえ、次の課題として“教育”に強い興味を抱いている旨の報告がなされました。
報告の中では、チャレンジャー事故を乗り越え、日本人初のスペースシャトル搭乗となったSTS-47(ふわっと’92)において、“宇宙授業”が実現に至った経緯や、その後、日本人宇宙飛行士搭乗の際には、各ミッションごとに教材となりうる映像が収録されている事例、また自身の2度目のミッション(STS-99)で行われた「アースカム」、コーナーキューブリフレクター実験、さらには、地上と国際宇宙ステーション(ISS)を結んで行われた教育プログラムの事例を紹介し、今後は日本のみならず、広くアジアの国々との協力・展開を目指していきたいと締めくくりました。
NASAの教育への取り組み
- KATIE E. BLANDING Ph.D(NASA University Affairs
officer)
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| Dr. Blanding |
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NASAを代表して、Dr. Blandingからは、2002年12月に創設された”Education Enterprise”の紹介を中心とした報告が行われました。また、現在NASAが進めているEducator
Astronautについても説明がなされました。そして、NASDAはISSでの教育面において、最強のパートナーであること、また今後、野口宇宙飛行士が搭乗するSTS-114での教育ミッションに強い期待を持っており、協力して進めていきたいことを語りました。
欧州宇宙機関(ESA)の教育への取り組み
- ELENA GRIFONI(ESA Head of ISS Utilisation Strategy
and Education Office)
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| Ms. Grifoni |
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ESA代表、Ms. Grifoniからは欧州における教育活動の現状や、欧州という15の地域、11の言語から成り立つ組織の中で抱える問題点が紹介されました。また、2003年度の活動報告もなされました。ESAでは、欧州によるISS利用リソースの1%は教育に利用されることが決定しており、これに基づき、今後も効果的な教育活動を推進していきたい、と語りました。
NASDAの教育プログラム紹介
- きぼう利用相談室 吉冨室長
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| 吉冨室長 |
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NASDAが今まで取り組んできた教育イベントとして、コズミックカレッジやパラボリックフライト、そして後で成果報告会のあったSTS-107宇宙実験教育プログラムについて報告が行われました。
教育コミュニティの挑戦
- 浅井義彦氏(東日本国際大学)、小林秀明氏(慶應義塾女子高等学校)
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| 浅井義彦氏 |
小林秀明氏 |
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教育現場からの報告として、浅井助教授は、ISS EDUCATION SYSTEMとして、新鮮な素材を教育者自らがアレンジし、かつリアルタイムで誰でも利用できるようになってほしいと、ISSへの期待を語りました。
また、小林教諭からは、EDUCATION NETWORKの構想として、情報ピラミッド構築を目指し進められている活動について報告が行われました。
埼玉県立浦和第一女子高等学校
化学部チーム
12名のチームで挑んだエタノール法、シリカゲル法について報告が行われました。また、自分たちでフィルムケースを使ってオリジナルチャンバーを製作し、宇宙実験と同一の条件で実験に臨んだことなど、自分たちで考え行った工夫やその結果について報告が行われました。
山口県立厚狭高等学校
生物部チーム
受験との両立に苦心しながら挑んだ研究であったことなど、苦労した点などを含め報告が行われました。リゾチームを作り出すことができなかったことが心残りであったが、その意思を後輩が引き継ぎ、現在でも後輩の厚狭高校生物部チームはリゾチーム作りにチャレンジしているそうです。
土浦日本大学高等学校
科学クラブ
発泡スチロールを使って実験装置を作り出し、研究に取り組んだ1年半の経過や、自由研究として取り組んだグルタミン酸の結晶成長について報告が行われました。
指導教員の視点から
- 岩田久道氏(埼玉県立浦和第一女子高等学校)
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| 岩田久道氏 |
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生徒自ら考え、進めていった研究過程において、指導者は”羅針盤“の役割のみを担ったという報告が行われました。
度重なるスペースシャトルの打ち上げ延期により、生徒たちのモチベーションを維持することが重要であり、そこが苦心した点であること、また企業や大学の協力により成果を挙げたことから大学・企業との連携が重要であること、などの報告が行われました。
審査委員の視点から
- 八木達彦氏(静岡大学)
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| 八木達彦氏 |
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「今回の教育プログラムを通じて、多少なりともモチーフがあれば、多くの若者が研究に取り組むことが実証された」、「理科離れ打破のためにも、今後、メディア等の協力を得ながら、広く宇宙教育をアピールし、かつ宇宙実験機会の提供が継続され、宇宙教育を盛り上げていきたい」、と感想を述べました。
パネルディスカッション
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第1グループ
−自然科学をもっと面白くするために− |
第2グループ
−科学者・技術者育成に「きぼう」ができること− |
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プログラム
| [ 午前の部 わくわくする学びの場 ] |
| 10:00 |
開会挨拶 |
(NASDA) |
| 10:05 |
来賓挨拶 |
芝田政之(文部科学省) |
| 10:10 |
基調報告「知的チャレンジの場『きぼう』」 |
毛利 衛(NASDA宇宙飛行士) |
| 10:25 |
米国航空宇宙局(NASA)の教育への取り組み |
(NASA教育プログラム担当者) |
| 10:45 |
欧州宇宙機関(ESA)の教育への取り組み |
(ESA教育プログラム担当者) |
| 11:05 |
NASDAの教育プログラム紹介 |
吉冨 進(NASDA) |
| 11:20 |
教育コミュニティの挑戦 |
浅井義彦(東日本国際大学)
小林秀明(慶應義塾女子高等学校) |
| 11:35 |
特別報告「チャレンジ!スペースシャトルで宇宙実験」成果報告会 |
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(1)宇宙実験教育プログラムの概要 |
谷垣文章(NASDA) |
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(2)受賞チーム生徒からの成果報告 |
埼玉県立浦和第一女子高等学校 化学部チーム
山口県立厚狭高等学校 生物部チーム
土浦日本大学高等学校 科学クラブ |
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(3)指導教員の視点から |
岩田久道(埼玉県立浦和第一女子高等学校) |
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(4)審査委員の視点から |
八木達彦(静岡大学) |
| 12:45 |
休憩(〜14:00) |
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| [ 午後の部 教育への『きぼう』の貢献 ] |
| パネルディスカッション第1グループ −自然科学をもっと面白くするために− |
| 14:00 |
「理科離れに『きぼう』の星」 |
| 座長:高柳雄一(電気通信大学) |
| パネリスト: |
矢島稔(ぐんま昆虫の森) |
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山田善春(大阪市立高等学校) |
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戎崎俊一(理化学研究所) |
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渡部潤一(国立天文台) |
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松島孝人(誠文堂新光社) |
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黒谷明美(宇宙科学研究所) |
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| 15:40 |
休憩(〜15:50) |
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| パネルディスカッション第2グループ −科学者・技術者育成に「きぼう」ができること− |
| 15:50 |
「科学者・技術者育成に向けて」 |
| 座長:的川泰宣(宇宙科学研究所) |
| パネリスト: |
佐藤文隆(甲南大学) |
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小田原修(NPO法人プロサップ) |
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室山哲也(NHK) |
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田口哲男(群馬県教育委員会) |
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瀧口義浩(浜松ホトニクス(株)) |
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田村和子(共同通信社) |
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| 17:30 |
閉会挨拶 |
(NASDA) |
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