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宇宙医学

宇宙飛行士を被験者とする実験データおよび成果の取り扱い

最終更新日:2011年8月4日

被験者等の個人情報の管理方法・管理体制

宇宙飛行士を被験者とする実験を行う場合、研究の担当者は、宇宙飛行士のプライバシー保護の観点から、以下のような方法でデータの管理方法、成果の公表方法、成果の公表に際しての個人情報保護の方策を定めておく必要があります。

被験者(宇宙飛行士)のデータは、データ収集の前にあらかじめ各被験者に識別コードを割り当てておき、すべての検体についての手書き記録やコンピュータ入力は、被験者コードを使って表示するなど、機密性を保持するための対策が必要です。

また実験結果についても、被験者コードを使って報告する必要があります。コードと被験者が識別されるような記録やデータは代表研究者が保管し、被験者本人の同意なしに発表されることがないようにしなければなりません。

電子データ/ハードコピーを含むすべてのデータは、指定された被験者コードを表示した上で、鍵つきの書棚で保管するなども大切です。学会や論文、刊行物において発表や出版を行う場合も、これらの宇宙飛行士のデータが誰のものか特定されることがないようにしなければなりません。

データの共有に際しての管理方法・管理体制

宇宙飛行士のデータは、共同研究などにおいてデータの共有が想定される場合、どの部署間で共有するか、またどのように共有するか、誰が管理するか、また誰がアクセスすることができるかなど、アクセス権の範囲をあらかじめ定めておく必要があります。

被験者をコード化し、さらに被験者コードはパスワードで保護されたファイルに保存するなど、厳重な対策を講じなければなりません。

JAXAの個人情報保護に関する規定

このような宇宙飛行士の個人情報の保護の取扱いについて、JAXAでは以下のように定めています。

  • 研究実施者は、被験者に係る情報を適切に取扱い、その個人情報を関係者以外への漏洩、紛失、被験者から事前の同意を受けた目的以外への使用等から保護しなければならない。

  • 研究実施者は、人間を対象とする研究開発の成果の公表に努めなければならない。この場合において、研究対象者の個人情報の保護のために必要な措置を講じなければならない。

  • 安全管理体制

    研究者は、当然起こり得る不測の事態を想定して、安全管理体制や、被験者の健康状態把握のための体制、緊急時の医療体制、事故等に対する被験者等への補償体制などを提示する必要もあります。

    また、宇宙飛行士(被験者)の参加同意、被験者への研究の説明/説明方法、同意書の内容/取得方法を明確にしておく必要もあります。そして、研究への参加に同意した場合でも、随時これを撤回できることが保証されているかどうかも大切です。

     
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