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宇宙医学

宇宙飛行士の健康管理

最終更新日:2011年7月15日

宇宙飛行士の健康管理

ソユーズ宇宙船での打上げに先立ち、カザフスタン共和国のバイコヌールにある宇宙飛行士検疫施設で傾斜台を使用した生理訓練を受けている第19次長期滞在クルー

宇宙飛行士は裸で宇宙に出るのではありませんが、宇宙機内も人間にとっては厳しい環境です。短期飛行では体液の分布が変わることや宇宙酔いが主な問題ですが、長期滞在では骨や筋肉、放射線、船内の環境汚染、閉鎖されていることなど、問題もより広範になります。

宇宙飛行士は、ミッションに指名されていなくても年1回の医学検査を行い、その検査結果をもとに宇宙飛行士として認定されています。宇宙飛行士は、地上で訓練やミッション支援業務を行っている間も、健康状態を管理・維持する必要があるのです。
ミッション任命後は、身体・精神的に最高のコンディションで打上げに臨めるように努めます。

宇宙滞在中に、病気や怪我をした場合にも要員・設備が限られます。医師の飛行士も多数いますが毎回搭乗している訳ではありませんし、器材の量は救急車に及びません。この範囲内でベストの治療が行えるよう、事前に準備がされています。全飛行士向けに医療訓練もしています。

帰還後は、飛行前の体力と健康状態に戻れるよう、計画的にリハビリテーションを行ないます。

宇宙飛行士の健康管理は、医学的・心理学的観点から、どのような宇宙飛行士を選抜したらよいかという問題に始まって、打上前/宇宙滞在中/帰還後のリハビリテーション、繰り返しの宇宙滞在、そして引退後に至るまで、計画的に実施されているのです。

ISSで宇宙飛行士の医学研究で使用される「人体研究装置(Human Research Facility: HRF)」の訓練を行っている古川宇宙飛行士(ジョンソン宇宙センター)

地上の支援システム

(特に断りの無い限り、画像は出典:JAXA/NASA)

 
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