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宇宙医学

宇宙医学とは

最終更新日:2011年8月4日

重力の無い宇宙にいくと、人間の身体にはさまざまな変化が起こってきます。しばらくすると身体は微小重力環境の生活に慣れていきますが、それはまた、地球に帰ってくる時になって悪影響となって現れてきます。

宇宙医学の目的

ISS第24次長期滞在クルーがISSから撮影した地球と月の風景

ISS第24次長期滞在クルーがISSから撮影した地球と月の風景

宇宙は「微小重力環境」、「宇宙放射線環境」、「閉鎖環境」という、人間にとって非常に過酷な環境です。
例えば、国際宇宙ステーション(ISS)のような微小重力の環境では、1Gという地球上の重力が身体にかかることがなくなりますので、骨や筋肉が弱くなります。

また、地球は大気層によって保護されているため宇宙空間を飛び交う放射線が地上にはほとんど届きませんが、ISS滞在中の宇宙飛行士は、地上の半年間分に相当する放射線を1日で浴びていることになります。
さらに、人が宇宙で生活する場所は、狭く制限された空間であり、そこで異なる文化を持つ人たちと一緒に生活することになります。

ISSでの混雑した食事風景(第23次長期滞在ミッション)

ISSでの混雑した食事風景(第23次長期滞在ミッション)

このようなことから、宇宙の環境は、人間の身体や精神状態にたくさんの変化をおよぼします。宇宙の環境が健康にどのような影響があるかを研究して、健康が害されるメカニズムをつきとめ、対策を生み出し、それらの影響を最小限に抑える努力を行って宇宙飛行士の健康と体力を維持することが「宇宙医学」の目的です。

宇宙医学のふたつの柱

宇宙医学には、「宇宙飛行士の健康管理」、「宇宙環境での医学研究」というふたつの柱があります。

宇宙滞在中や宇宙からの帰還後の宇宙飛行士の健康維持・健康管理を行うためには、まず、人間の生理機能が宇宙でどのように変化するのかを究明しなければなりません。

宇宙医学の2本柱

宇宙医学の2本柱

「宇宙飛行士の健康管理」は、宇宙飛行士が最高のコンディションで宇宙ミッションに臨めるように、また帰還後に早期に地上の活動に戻れるようにするための支援です。ISS長期滞在ミッションでは、飛行前、飛行中、飛行後を通して、医学管理チームが宇宙飛行士の健康管理を行っています。健康管理で行うべきことは、「ISS医学運用要求」で、医学検査、運動、環境モニタなどが定められています。

「宇宙環境での利用した医学研究」は、人間の生理機能や精神面が宇宙に行くとどのように変わるのか、対策の効果はどうかなどを調査・研究します。ISS長期滞在ミッションでは、宇宙飛行士を被験者(研究対象)として各種の医学研究が行われています。

宇宙医学研究の特徴

宇宙医学研究では、元気な宇宙飛行士が宇宙に行き、宇宙で生理学的変化が起こり、宇宙滞在中に安定し、地球へ帰還してまた変化し、リハビリテーションの後に元の安定した状態に戻るまでのすべてのプロセスを、短期間で観察することができます。

宇宙医学研究対象の観察プロセス

宇宙医学研究対象の観察プロセス

宇宙医学研究では、打上げ前/宇宙滞在中/地球へ帰還後に、宇宙飛行士の医学データを取得して、宇宙滞在が人間の体におよぼす影響を研究しています。

宇宙医学の背景
宇宙飛行に伴う健康問題

(特に断りの無い限り、画像は出典:JAXA/NASA)

 
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