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国際宇宙ステーション(ISS)

自宅から宇宙飛行士と話をする!

セルゲイ・アブデーエフ 副部門長
中央機械建設研究所(TSNIIMASH)

将来の科学者、技術者、エンジニア、数学者達を教育するのは、世界的な取組みで、ロシア連邦宇宙局(Roscosmos) も、その一端を担っています。国際宇宙ステーションでの活動の主な目的の1 つは、若者が科学の勉強に興味を持つような教育と普及啓発活動を実践することです。これらの活動は、最新式の高度先端技術による機器の創出にもつながり、また、宇宙計画一般、とりわけ国際宇宙ステーション計画に対する社会からの支持を増やすことにも役立ちます。国際宇宙ステーションのロシアモジュールでは、現在、教育的な要素を持つ4 つの宇宙研究が行われています。「クーロン結晶」、「Shadow-Mayak」、「MAI-75」と「Great Start」は、ロシア地域の学生の想像力をかき立てるのに大いに役立ち続けています。

「クーロン結晶」プロジェクトは、微小重力における不均一磁場中での固体拡散環境の挙動を調べ ることが目的の研究です。軌道上の先導的研究では、クーロンクラスターの構造特性(液晶相転移、波動プロセスとその加熱機構の物理的機械的特性など)を探ります。高校や大学を含むあらゆる層の学生が地上実験を準備して実施する機会を得ました。


「Shadow-Mayak」実験のイメージ(出典:FSA)

「Shadow-Mayak」は、アマチュア無線愛好家が国際宇宙ステーションの搭乗員と通信を出来る超短波無線発信機です。国際宇宙ステーションのロシア部分にあるこの装置は、学生が宇宙通信分野を学ぶための手段として役立っています。学生たちは世界中のアマチュア無線ネットワークを使って、送信許可の条件などについて学びます。また、軌道上送信機からの送信/ 再送信の電波強度の特性や空間分布についても学ぶことになります。

「Shadow-Mayak」と同じく、「MAI-75」もロシア部分に搭載されている通信機器群の一部を成しています。この機器のおかげで、宇宙からほぼ同時にビデオ映像を地球に送信することができます。この配信網でロシア全土の学生やアマチュア無線家は、宇宙飛行士から直に、宇宙で生活し作業するとはどのようなものであるかを学ぶ機会ができます。宇宙から撮影した地球の画像を使用することは、学習過程において効果的であり、活気を与え、やる気を起こさせることに役立ちます。


MAI 受信・処理センターにより取得された画像(出典:ROSCOSMOS)

「Great Start」は、ロシアをはじめ世界の宇宙飛行士の活動の成果報告を目的としています。特別なアンケートを作成することによって一般の人々が人類初の宇宙飛行という偉大な出来事に対して意見したり、国際宇宙ステーションで行われている科学実験の成果について知ることができます。Great Start は、世界のさまざまな文化や教育、科学の分野で、ロシアと結びつき、国際協力を促進します。その結果、ロシアの有人宇宙飛行事業の成果報告は、宇宙活動の成果を活用する様々な分野の学生や専門家など、多くの人々が参加する科学と教育ワークショップのきっかけとなるでしょう。

教育プログラムの枠組みの中で計画された実験が他にもあります。微小重力下における微細な浮 遊粒子の挙動を実証する学生実験などを含む環境生態学教育や、高分子複合材料と拡散に基づく、微小重力下の特定形状の構造要素を捉える学生実験などの化学教育や、無重力下の液体の拡散過程を教育目的で実証する「拡散」実験などです。これらの教育プロジェクトに、ロシアのすべての地域から数百人もの学生が関わっています。国際宇宙ステーションで行われている国際的、地域的、国家的な教育プログラムすべてと同様に、これらは科学、技術、工学および数学を学び、その道を目指すべく、次の世代を鼓舞し、動機付けをするのに役立ちます。


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