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国際宇宙ステーション(ISS)

赤い惑星のための赤い食物

カナダ宇宙庁(Canadian Space Agency)


人類を火星に送る計画を立てるときに直面する多くの課題の中でも、生命維持の問題は、最も難しい問題の1 つです。この問題への取り組みが、カナダを含む世界トップレベルの科学者たちが行なってきた研究の中核にあるのも、驚きではありません。

これらの科学者は、長期間の任務中に生命を維持するために自己完結型生態環境システムを提供する案を調査研究しています。火星を往復する場合、片道で最短6 か月を想定する必要があり、滞在期間も含むと、18 か月程度の計画になります。

まず考えられる選択肢の1 つは植物を利用することで、食料、水、酸素を得て、同時に二酸化炭素と廃棄物を再利用するものです。これは誰にでもわかることですが、さらに掘り下げて検討しなくてはなりません。科学者たちは宇宙探査ミッションに最適な種の種類は何か、往復の深宇宙飛行と火星そのものの環境が種の成長能力に影響を与えるのかどうか、などの問題に取り組まなければなりません。

カナダの生徒をこれらの問題に取り組ませる試みの中で、彼らをやる気にさせる促進剤として、カナダ宇宙庁( Canadian Space Agency: CSA) は、ゲルフ大学、カナダ農務・農産食品省、オンタリオ卓越研究拠点、Heinz Canada 社およびStokes Seeds 社と、「トマトスフィア」プロジェクトで共同事業を行ってきました。


前回の「トマトスフィア」プログラムで、カナダブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーにあるラングレー小学校のスミス先生が担当する3 年生のクラスでは、トマトの成長を勉強しました。生徒たちは植物を家に持ち帰り、夏の間に庭で育てました。( 出典:Tomatosphere)





毎年、生徒達には宇宙または模擬宇宙環境に曝されたトマトの種子と比較対照の種子の一式が 提供されます。最近では、最後の国際宇宙ステーション行きのスペースシャトル飛行で、60 万粒のトマト種子が運ばれました。これらの種子は最長3 年間に亘って保管された後に地球に持ち帰られ、参加する13,000 以上の教室に配布されます。このプロジェクトでは種の発芽率を調べるのが基本実験ですが、小学校3 年生から高校1 年生までの生徒が植物学から栄養学、さらに生態系科学に至るまでの様々な事項の理解を深められるよう、教師のための補助教材が作成されています。

カナダ宇宙庁の宇宙学習プログラムマネージャのマリリン・スタインバーグは、「トマトスフィア」への参加を通じて、以下のように述べています。「教室で実験をすることで園芸の複雑さについて学び、地球外における食物生産について革新的な発想を喚起します。また、カナダの惑星探査第一世代となる準備をするために、科学技術を身につけて、この生徒達は宇宙農業者となるのです。」

今後3 年間にわたって、参加者は科学者に宇宙でのトマト栽培の可能性に関するデータを提供し、 一方で、科学や宇宙研究の「センス」を磨きます。


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