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代表研究者

曽我 康一
Kouichi SOGA

大阪市立大学 大学院理学研究科
准教授
専門 : 植物生理学

TOPICS:

【宇宙実験サクッと解説 :茎の形態実験編】
宇宙実験調査団のピカルが物知りハカセに突撃取材しました。Aniso Tubule実験を徹底的に解剖します。

【宇宙実験準備リポート】
地上では、代表研究者やJAXA担当者を中心に、宇宙実験に向けて着々と準備が進んでいます。写真とともに最近の動向をお伝えします。

【宇宙実験リポート】
「きぼう」日本実験棟での実験の実施状況をお伝えします。

LINKS: 【大阪市大・理・生物・植物機能生物学研究室ホームページ】


実験の背景
植物が陸上で生きていくためには、重力に耐える体を作る必要があります。重力を大きくした環境で植物を育てる実験によって、植物は、細胞の伸びる方向を変え、茎を太く短くすることによって、重力に耐えていることがわかりました。

実験の目的
重力の大きさが非常に小さい宇宙での植物の体作りを明らかにします。植物の細胞が伸びる方向を決める「表層微小管」に注目し、植物が重力に耐える体を作るしくみの全容を探ります。

実験内容
緑色蛍光タンパク質(GFP)によって、表層微小管に目印をつけたシロイヌナズナの種子を宇宙で発芽させ、3日間育てます。宇宙で育てたシロイヌナズナの茎の細胞の形や表層微小管の様子を「きぼう」船内にある顕微鏡を使って観察します。

ココがポイント!
植物が重力に耐える体を作るしくみがわかれば、そのしくみを利用して植物の形をコントロールすることができ、地球上での植物の効率的な生産が可能になると期待されています。さらに、将来の宇宙における植物栽培にも大いに役立つと思われます。


本実験は宇宙ステーション補給機「こうのとり」4号機によって国際宇宙ステーションへと運ばれ、2013年11月18日に実験が開始されました。


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