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宇宙放射線が人体に及ぼす影響については、これまでも様々な実験が行われてきましたが、宇宙放射線が当たると私たちの体にどんな影響を及ぼすのか、遺伝子レベルまでの細かなところは、まだよくわかっていないのが現状です。



特に脳神経系の細胞は、生命機能をつかさどる重要な役割をしている上に、一度壊れると再生することができないために、障害が起こると全身に及ぼすダメージが非常に大きくなります。 長期間宇宙に滞在する際に、神経細胞にどんなダメージがあるか、またその修復の可能性について研究しておくことが求められます。



そこで、この実験では神経細胞を使って2つのポイントから宇宙放射線の影響を調べます。

図1 宇宙実験に使う神経細胞の培養
1日目(上)・15日目(中)・30日目(下)

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