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「きぼう」での実験

画期的な医薬品開発や環境・エネルギー問題の解決につながる高品質タンパク質結晶生成実験(第5回)を開始しました

最終更新日:2012年1月30日

※日付は日本時間

「きぼう」日本実験棟において、高品質タンパク質結晶生成実験(JAXA PCG)の5回目の実験を開始しました。本実験は、「きぼう」日本実験棟のタンパク質結晶生成装置(Protein Crystallization Research Facility: PCRF)を使用して行います。


実験に使用されるタンパク質サンプルは、1月26日(木)午前8時06分にカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地からロシアのプログレス補給船(46P)で打ち上げられました。1月28日(土)午前9時09分に国際宇宙ステーション(ISS)に到着後、ドナルド・ペティット宇宙飛行士によって実験装置への取り付けが行われ、1月29日(日)午前4時28分に地上からの遠隔操作で実験装置の温度環境の制御を開始し、実験を開始しました。

高品質タンパク質結晶生成実験は、ロシアとの協力のもとで、これまでに13回行ってきました(「きぼう」で4回、ロシアのサービスモジュールで9回)。JAXAは、これまでの実験を通じて、実験提案を受けてから宇宙実験終了後のデータ取得までの独自の技術と実験プロセスを確立し、各国宇宙機関を牽引するタンパク質結晶生成実験成果を得るようになりました。

今回の実験では、実験試料を入れる高品質タンパク質結晶生成用セルユニット(2式)に96サンプル(タンパク質の種類数:48種類)を搭載して実験を実施します。本実験では、マラリアなどの感染症、インフルエンザ、筋ジストロフィー等の様々な疾病の治療薬の開発に繋がるタンパク質や、環境負荷の少ないバイオ燃料開発、ナイロンの分解等の環境・エネルギー問題の解決に貢献することが期待されるタンパク質を搭載します。「きぼう」での宇宙実験により、地上で結晶化したタンパク質の結晶に比べ、より高品質な結晶が宇宙実験で取得を目指します。前回に引き続き、国際協力としてロシアやマレーシアのタンパク質も搭載しており、成果が期待されます。

実験は本年3月上旬まで実施され、ソユーズ宇宙船(28S)で回収される予定です。

タンパク質結晶生成宇宙実験の詳細はこちらをご覧ください。

タンパク質結晶生成宇宙実験紹介ページ: /kiboexp/theme/first/protein/

 
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