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「きぼう」での実験

「きぼう」・マランゴニ対流実験にて最大長の液柱形成に成功

最終更新日:2008年10月 3日

「きぼう」日本実験棟で実施中の「マランゴニ対流におけるカオス・乱流とその遷移過程」(代表研究者 諏訪東京理科大学 河村洋教授)において、9月27日13時56分頃に、この実験での最大長(60mm)の液柱形成に成功し、予定されていた実験データを取得しました。

60mmの液柱形成は、地上では実現しえないもので、その詳細・鮮明なデータが世界で初めて得られました。この結果により、大型液柱における対流のパターンが変化する条件を高精度に把握でき、液柱内マランゴニ対流現象の解明において、多くの新しい科学的知見と成果を得ることが期待されます。

図1 長さ60mmの液柱の様子

図1 長さ60mmの液柱の様子

なお、データ取得後、液柱が分離して液滴となったことが観測されたため、手順どおりに液滴内に発生するマランゴニ対流のデータ取得を行った後、液柱形状への回復を行い、実験を継続しています。液柱の分離の主な原因は、長期間の実験により液柱を保持するディスクの外縁にシリコーンオイルが少しずつ付着し液柱の保持能力が低下したためと推定されます。

図2 液滴内のマランゴニ対流実験の様子

図2 液滴内のマランゴニ対流実験の様子

10月中は短い液柱での実験を継続し、その後、実験セル内部の清掃を行い、次の実験(平成21年5月~10月)に向けた準備を行います。なお、10月下旬まで予定していた一部の実験条件については、次の実験の中で実施する予定です。

 
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