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「きぼう」での実験

古川宇宙飛行士が「きぼう」日本実験棟において宇宙実験に関する初めての作業を行いました

最終更新日:2011年6月16日

「きぼう」日本実験棟において、古川宇宙飛行士が「微小重力環境を利用した2次元ナノテンプレートの作製」(以下、「ナノテンプレート実験」)の再実験開始に関する作業と、「きぼう」船内の定点宇宙放射線環境モニタリング用の受動積算型宇宙放射線線量計(Area PADLES: エリアパドレス)の設置作業を行いました。


古川宇宙飛行士は、第28次/第29次長期滞在クルーとして6月10日(金)より国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在しています。滞在中に科学実験やISSの運用・維持管理などを行います。

6月14日(火)、古川宇宙飛行士は宇宙実験に関する初めての作業として、以下のふたつの作業を行いました。

①ナノテンプレート実験

ナノテンプレート実験は、宇宙でナノサイズの物質(ペプチド-PEG)をプレート(基板)の上に規則的に配列させて、凹凸(マスクパターン)を作る実験です。

古川宇宙飛行士は、実験に使用されるサンプルを、その保管場所である冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)>から取り出し、実験開始のための作業であるペプチド-PEG溶液と基板を隔てたクリップを外す作業を行いました。サンプルをMELFIに収納し、ナノテンプレート実験が開始されました。

②Area PADLES※1の設置作業

軌道上の宇宙放射線環境は、太陽活動変化、太陽フレアの発生、船壁厚などの遮蔽環境によって複雑に変化し、これらに依存して被ばく線量が大きく変化します。

宇宙飛行士の長期滞在における宇宙放射線のリスク評価や宇宙実験テーマ提案者へ実験計画立案に必要な放射線環境情報を提供するために、「きぼう」船内の17箇所にArea PADLESを設置して、船内の宇宙放射線環境を計測します。

JAXAは2008年6月「きぼう」の打上げ直後から、PADLESによる宇宙放射線計測を実施しており、解析データを提供しています。

今回取り付けられたArea PADLES線量計は、ロシア連邦宇宙局(FSA)/ロシア生物医学問題研究所(IBMP)との国際協力によってソユーズ宇宙船(27S)で打ち上げられ、6月10日にソユーズ宇宙船(27S)とISS間のハッチが開かれた後、セルゲイ・ヴォルコフ宇宙飛行士(ロシアクルー)から古川宇宙飛行士へひきわたされました。その後、6月14日に、古川宇宙飛行士によって「きぼう」に設置されました。古川宇宙飛行士のソユーズ宇宙船(27S)による帰還(2011年11月予定)まで、「きぼう」船内の宇宙放射線環境を計測します。

※1 PADLES線量計は、宇宙放射線環境を測定するのに優れた2種類の線量計素子(固体飛跡検出器:CR-39、熱蛍光線量計:TLD-MSO)から構成されており、日本人宇宙飛行士のための個人被ばく線量計測(Crew PADLES)、ライフサイエンス実験のための生物試料の被ばく線量計測(Bio PADLES)にも使用されています。古川宇宙飛行士もCrew PADLESを滞在期間中携帯しています。

6月10日にソユーズ宇宙船(27S)とISS間のハッチが開かれた後、セルゲイ・ヴォルコフ宇宙飛行士からArea PADLES線量計を受け渡された古川宇宙飛行士

6月10日にソユーズ宇宙船(27S)とISS間のハッチが開かれた後、セルゲイ・ヴォルコフ宇宙飛行士からArea PADLES線量計を受け渡された古川宇宙飛行士(出典:JAXA/FSA)

○実験の詳細はこちらをご覧ください。

 
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